林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.83

ワームにハリをウィードレスに刺す、に関する考察 その1

来春発売予定の新たなジグヘッド、「スタンドアップ・シェイキー」を試しに霞水系に赴いたある日、連れのマジ君が言うのです。

「そう言えば、このハリの刺し方って結構旧式ですよね。」
また、マジ君はこうも言います。
「僕達の年代ですと、ほとんどこの刺し方ってやってないんじゃないかな…。」

この発言に対して、「なるほど。」と思う私。
しかし、その一方
「けっ、これだから今の若け一のは困る。」
と職人オヤジしちゃう私もいるのです。

まず、話を分かりやすくするためにご説明いたしますと、上記のやり取りは、ワームにフック(ワームフックであれジグヘッドであれ)をウィードレスに刺す場合のハリ先とワームの関係を取り上げたものです。つまりハリ先をワームにどう隠すか、ということ。これには以下のふたつの方法があります。

       オヤジタイプ               ヤングタイプ


   ※オヤジタイプ
    オヤジタイプは多くの場合、ストレートシャンク/パーフェクトベンドのフックを用い

ハリ先は完全にワームの中に隠す方法。比較的キャリアの長いバスフィッシャーマンに好まれる傾向がある(ように思う)。またアメリカでは日本よりこのタイプが重用される。
   ※ヤングタイプ
    ヤングタイプは、ほとんどのオフセットフックで使われ、ハリ先をワームの背中に出し、
ワーム背面にハリ先をピッタリ沿わせる方法。フックのベンド形状はリマリックに向く。確かに現在はこのタイプが完全に主流だと思われる。釣り具店で売っているフックのほとんどが"ヤングタイプ向き"なのを見れば、疑いの余地はない。

冒頭話題に上りました「スタンドアップ・シェイキー」は、まさしくオヤジタイプの刺し方をするジグヘッドでありまして、このことをマジ君は言ったのです。
 

さて、今回の原稿の趣旨というか、私なりに申し上げたいことを先に言っておきましょう。
それは……、
   
「いかにあなたがヤングでも、オヤジタイプを軽視しないで欲しい。」
   
ということであります。言葉を変えますと…、
「オヤジもヤングも一長一短あるのだから、それをわきまえて、使い分けて欲しい。」
とも言えるでしょう。

ではオヤジとヤングの一長一短とは何なのか、その詳細は来週ということで。
オヤジとヤングの両面を持つことで、あなたも真のアダルトフィッシャーマンになることでしょう。
   次回は11月20日アップします。