林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.84

ワームにハリをウィードレスに刺す、に関する考察 その2


先週(Vol.83)にてご紹介した2つの代表的な刺し方、オヤジタイプとヤングタイプ。

     オヤジタイプのフックセット例        ヤングタイプのフックセット例

これらにはそれぞれ長所、短所があるので、それをわきまえて使い分けよう、というのが先週の要旨でした。で、今週は両者の一長一短を申し上げるお約束です。

【オヤジタイプの特徴】
ウィードレス性能にすぐれる。
オヤジタイプの最大の長所。ハリ先が完全にワームの中にしまわれているので、ひょんなことからハリ先が何かに引っかかってしまうことが圧倒的に少ない。特にブッシュやアシ、ウィードといった植物系シャローカバーでその効力を発揮。ワームのシェイプにもよるが、フリップ&ピッチではオヤジタイプをメインで考えよう。また、琵琶湖南湖でのジグヘッドも今後はオヤジタイプに使えるものが主流になると思われる。

     ↑オヤジタイプフックセット例 断面図
      ハリ先が完全にワームの中にしまわれているため、ウィードレス性能は抜群。

フッキングをしっかりやることが前提条件。
ヤングタイプに比べ、フッキングはしっかりやらないとスッポ抜けることがある。まあ、ウィードレスな分魚にもかかりにくい傾向があると思って欲しい。ウィードレス性能は手堅く欲しいが、フッキングに自信がない、あるいは細いラインを使うので強くアワセることがためらわれる、といった場合は、以下のように刺すとよろしい。
ワームを"巻く"釣りには適さない。
テキサスリグ等のワームをスイムさせる、つまりリールを巻いてリトリーブするような釣りでは、バイト後即フッキングになる場合が多く(つまり半向こうアワセ的になりがち)バイト後“間”を取って十分なフッキング態勢を作ることが難しい。よってアワセは総じて半端なものになることが多く、オヤジタイプは向かない。
ゆっくりボトムを這わせたり、ウィードに引っかけて揺すったり、着水後のフォールに集中するようなスローな釣りにオヤジタイプは向いている。バイトを感じたら、やや送り込みつつ態勢を整え、長いストロークでしっかりアワセる、がオヤジタイプの基本であります。

オヤジタイプに向くのは細身のワーム。
オヤジタイプはバルキーな太身のワームには向かない。ワームの厚みがハリのゲイプに対して厚すぎると、フッキングの際ハリ先がワームから出にくい、というのがその理由。
    
        写真右は太身のワームにオヤジタイプセット。これだけハリがワームの中に
        埋まってしまうと、強いフッキング動作をしてもハリ先がワームから出にくく
        魚を掛け損じてしまう。


【ヤングタイプの特徴】
ヤングタイプの特徴は、オヤジタイプのそれとほぼ正反対と考えれば良いでしょう。
つまり、
    
・植物系シャローカバー等に対するウィードレス性能には劣り、
・比較的甘いフッキングでも、それなりにかかっちゃうこともあり、
・ノーシンカーやテキサスリグ等の巻きに向いていて、
・太身のワームに適している(細身のワームだと不用意にハリ先が出やすい)。

ということであります。
    

皆様におかれましては、ぜひこの辺のところにご留意いただき、TPOに合わせオヤジ
とヤングを使い分けるアダルトなフィッシャーマンになっていただきたく存じます。
   次回は11月27日アップします。