林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.97

総力特集、セクシーインパクトのすべて。その2

先週は、セクシーインパクトが今の姿になり、開発が決着するまでの流れをご紹介いたしました。今週は、こうした最終デザインの細部に関してご案内いたします。

まず最初にその麗しい姿をご覧ください。
■サイドビュー(側面から見た麗しい姿)
■トップビュー(背面から見た麗しい姿)
■ボトムビュー(腹面から見た麗しい姿)
   
ああ、何と麗しい姿なんでしょう…。
さて、麗しいことはお分かりいただけたとして、なぜセクシーインパクトは釣れるのか、その理由をご説明いたします。

セクシーインパクトは、なぜ釣れるのか。その理由は…、
『釣り人が与える縦の動きをワーム下半身が横の動きに変換するからである!!』
というのが私の説であります。

釣り人はワームを水の上から操作するわけで、当然ワームの頭を上下させることしかできません。どうあがいてもワームの首を横に振らせることはできません。一方で、実際餌となる小魚の泳ぎはどうかというと、尾を横に振って泳ぎます。当然です、イルカじゃないんだから。

つまり、釣り人が上下(縦)の動きを与えると、ワームはテールを左右(横)に振る、というのが無理なくリアルなわけで、リアルであれば釣れるだろうと、そうであれば、そうなるようなワームをデザインしようと、このような趣旨で辿り着いたデザインが今回のセクシーインパクトだ!!となるわけです、ワーッ。

では次に、「縦動かしを横振りに変える」、デザインの詳細をご覧いただきます。
今回は、CAD(ワームのデザインをデータ化する機械)で作図したものを輪切りにしながら各所の断面を観察してみましょう。
 

断面A: 頭部の断面。ほぼ丸い。
断面B: 上半身前部の膨らんだところ。横長のフットボール型。
      水中で安定した姿勢を作るのに役立つフォルム。
断面C: 上半身後部。ほぼ丸い。
      徐々に腰のクビレに差しかかり、断面が横長から縦長に変化する境目。
断面D: 腰クビレ前部。縦長楕円の断面に。
     クビレにより体幅は滅ずるが、体高はそのままなので、こうなる。
断面E: 腰クビレのピーク付近。当然かなりの縦長楕円の断面。
     断面Dから断面Eのセクションでアクションの横変換が行われる。
断面F: テール付け根付近。まだ縦長断面。
     横方向に滑らかに振れるようになっている。
 
 
 
と、まあこんなところであります。驚異の横変換アクションは、このようなデザインから生み出されるのです。複雑な曲面デザインを頭の中で、それも3次元で考えられる私って結構賢いかも♪。
と、悦に入ったところで今週はオシマイです。来週はセクシーインパクトのめくるめくオススメ使用例をお届けする予定です。
   次回は3月5日アップします。