林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.103

特別企画、フットボールシェイキー大全 その2

先週は新しいジグヘッド、フットボールシェイキー(以下SHと呼びます)の特徴について動画もまじえばがらご紹介しました。それにしてもSHはここ1週間で随分と株を上げたようです。初回出荷の際も活発に注文をいただき、それなりに納入したのですが、その後追加オーダーが順調に入ってきています。聞けば「買って釣り場に持っていったお客様がこの週末に続々と釣果を上げられた」とのこと。一生懸命考えてつくったものが、こうして広がっていく、これぞメーカー冥利に尽きる、というものあります。

「フッ、皆分かってきたな・・・。ついてきなさい、私のノウハウに。」

と悦に入ることしきりの私なのです。

林 ;「なっ?使えば分かるって言ったじゃん。」
マジ;「そうかもしれませんね。」
林 ;「だから、あんまりしつこくシェイキーコラムしなくてもイイんじゃないの?」
マジ;「いいえ。だからこそダメを押す意味でもやるべきなのです、続編を。」
林 ;「そういうもんですかねー?」
マジ;「はい、世の中とはそういうものです。」

と、いうわけで、先週からのお約束通り、SHの特徴をさらに掘り下げてお届けします。

掘り下げ1; ウィードレス性能
キャストを繰り返しても、ブッシュや岩にひっかけてシゴいても、なかなか衰えない完璧とも言えるウィードレス性能。全体のバランスやヘッドが岩等にはさまりにくいことなど、その理由は幾つかあると思いますが、一番の要因は何と言っても
「ハリをオヤジタイプ(注1)に刺す」
ということでしょう。オヤジタイプな刺し方ですと不用意にハリ先がワームの外に出る   ことが少なく、高いウィードレス性能が長く保持できます。

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しかし、
「こうした“オヤジ刺し”だとフッキングが良くないのでは?」
と思われる向きも昨今多いのではないでしょうか。

そういう方には、
「ちゃんと試してから言ってくれますぅー?」
という言葉を差し上げておきましょう。

そうフックサイズとワームの太さがミスマッチでなければ結構容易にフックアップするのでご心配なく。人間、予断で決めつけると人生損しますぞ。

注1); “オヤジタイプ”が意味不明な方は、当コラムVol.83, 84をご覧ください。


掘り下げ2; 倒れんヘッド
ボトムを這わせ、ハングオフを重用する上で着底時の安定性は欠かせない機能。よってフットボール形状のヘッドを採用。まずはこれだけでも、かなり倒れにくいです。また、ワームがヘッドより少しだけ上にあるバランスからでしょうか、ラインを張っただけで(つまり、フックのアイに上方向のテンションが掛かっただけで)傾きかけていたヘッドがスッと起き上がるのです。
   

    ↑着底時の安定性には定評のあるフットボールヘッドを採用。ハリが横に倒れそう
     になっても起き上がり小法師のように起き上がろうとする。

着底時の安定性は、明確な底取り感を釣り人に与えるだけでなく、根がかりの軽減(常にフックが上を向いているので)やよりナチュラルなワームの演出に寄与します。考えてもみてください。底を這うように歩くハゼやエビが突然パタッと横倒れします?「やっぱ私がバスだったら、より自然なものを食うな、健康のためにも。」と、私は素朴に、そして本気で思うのであります。


掘り下げ3;チョイ下ヘッド
    ↑SHの場合               ↑RHの場合
    ワーム頭部のチョイ下にヘッドが位置する。 ワーム頭部先端にヘッドが位置する。

林 :「ヘッドがワームより下にあると、ワームが底と接しないからリアルに動くねー。」
マジ:「これって言わば“超ショートダウンショット”とも言うべきバランスですよね。」
林 :「つまりジグヘッドでありながら、ダウンショット的な要素もあると。」
マジ:「さいです。」
林 :「ウマイ!座布団2枚持って来て!!」

以上の会話、先週(Vol.102)の動画を見れば得心いくョ。


掘り下げ4; 起き上がりフック
これはフットボールの特徴なのですが、ラインテンションを上げると、ヘッドを支点としてフックが立つということです。つまりテンションに強弱をつける(ヘッドを何かにひっかけて揺する)とフックが立ったり寝たりするので、ステイさせながらワームに豊かなアクションをつけられる、ということであります。
 

掘り下げ5; しっかりセット
わざわざ金型誂えてまで作ったスクリューパーツ。ワームを回転させネジ込むだけでキッチリとワーム頭部をロックできる。さらにワームが変形せず、美しくセットできるところがイイ!!頭はこのパーツで下半身はオヤジ刺しで、もうハードにシェキってもワーム長持ち、しっかりウィードレスなのです。
このスクリューパーツはフックに対しブラブラなので、ワームをまっすぐ刺すにあたり任意の角度が選べ、大変使いやすいのです。
 

あぁ、だいぶ掘り下げたです。
さて、来週はここまで語った責任を取って“シェキらすためのロッドワーク術”を動画にてご紹介する予定。SHの上手な使い方、そしてあのワームアクションを再現する竿さばきを具体的にご覧にいれましょう。
   次回は4月16日アップします。