林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.114

除々に進む、それぞれの開発物件。

   先週は、現在私が着手している3つの開発物件に関しての概略をご紹介いたしました。
   ここ1週間のなかでも、これらの物件は、ジワジワとその開発の歩を進めております。
   当然のことながら、物件によりその進み方はまちまちで、例えば比較的大きく進行する
   ものがある反面、ほんの“微速前進”程度のものもあるのです。これら各物件に関しては
   その進捗状況に応じて、今後順次取り扱ってまいります。

   さて、そんな状況のなか、今週は「セクシーインパクト・フィネス5.5"(5.5XF)」に関しての
   お話しであります。現在ネコリグ用ワームとして開発しているものです。
   5.5XFは、これまでにも何回かに渡ってご紹介してまいりました。
   まあ、ぶっちゃけ、ここまではあまり華々しい展開にはなっておりません。よって、試作品
   の種類も自然と増え、4種類のデザインを様々な硬さの材料で試
   してまいりました。しかし、こうした数十種類の試作品を試す
   も、どれも製品にしたくなるようなものではなく、戸惑いと苦悩
   (というのは大袈裟ですが)が続いておりました。


 

   まあ、試釣の主戦場が霞水系(つまり、それほどバカスカ魚が釣れない)ということもあり
   ややもすると景気が悪くなってしまうのですが、それにしても、であります。
   しかし私もこの道で長年メシを食う男。これまでの経験に照らしてよ一く考えてみたとこ
   ろ、次のような結論に達したのです。

   ネコリグは、思ったほどワームの持つアクションが釣果の差となって現れてこない。
   ネコリグは、ピンスボット(魚の居る可能性の高い狭い範囲)を濃密に釣るものである。
   よってアクションのみを追い過ぎず、投げやすく、操作性に富んだものが良い。
   こういった考えを基にデザインを変更した場合、たとえそれによりアクションが多少
    損なわれても、投げやすさ(正確にスポットに入れられる)やより良い操作性(底が取り
    やすい・水の抵抗感がありワームを感じやすい)が確保できるのであれば、ネコリグ用
    ワームとしてのバランスは、間違いなく向上する。

   さて、いかがでしょうか。色々なお考え、ご意見もあろうことかと思いますが、私が実際
   やってみて感じるところは、こうなのです。
   で、このような感覚を基に第5次試作品を作りました。最初に作った第1次試作品と比較
   しながらご覧ください。当初のテール横振れセクシーデザインを殺さず、ググッと太身。
   この第5次試作品、先週末に霞でチョロっと試してきましたが、かなり目論み通りで
   イケてます。つまり、投げやすく、操作性もすこぶる良く、それでいてアクションも
   ほとんど悪くなっていませんでした、ということ。ようやっと、これまで営々と試して
   きたことが結実しつつある、と断言して良いでしょう。
   今後は、この第5次試作品をベースに、もうひと工夫新たな機能を盛り込みつつ、釣り
   込んでいく予定。“新たな機能”につきましては、後日具現化したところでご紹介します。
   ああ、遥かなるネコリグの道、しかしおぼろげながらゴールは見えかけているのです。

   〜お知らせ〜
   先月のコラム(Vol.111)で紹介しましたセクシーインパクト追加新色を初出荷しています。
   早いところでは今週末にも店頭に並んでいるはず。皆様の釣欲湧く色でありますように。

   次回は7月9日アップです。