林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.149

セクシーインパクト・フィネス5.5"(5.5XF)特集1 - 開発の歴史探訪

今週より数回に渡り「セクシーインパクト・フィネス5.5"(5.5XF)特集」と題し、発売間近の新たなワームについて触れてみることといたします。

特集1回目は、その開発の歴史をたどってみます。ケイテックとして、私として自信をもってご紹介できる“ネコリグ用ワーム”を作り上げるまでの道程をダイジェスト版でご覧ください。

 
 

歴史1: 種のプロトを作った(詳細はVol.105,106,107にて)

セクシーインパクトの特徴(釣り人が与える縦アクションを小魚ライクな横運動に変換)を生かした“ネコリグ用ワーム”の試作品3種(細・中・太)を作り評価した。用いる材料の硬さにもバリエーションを持たし、初期段階での試作品は12種類に及んだ。

 
歴史2: 種類目のプロトを作った(詳細はVol.108にて)

最初の種類の試作品では満足できず、4種目(細中太ミックス)を製作。合計4種類のデザインを色々な材料硬さで試すも決定打に欠く辛い展開に。

      ← 頭部 太 →← ボディ  →←    テール       →
 
 

歴史3: 5種類目のプロトを作った(詳細はVol.114にて)

これまで4種類のデザインを試したが、“コレだ!!”という領域に達しない。「ネコリグよ、オマエはいったい何なんだ。」と苦悩しつつも、次のような見解に至る。

 

ネコリグは、思ったほどワームのもつアクションが釣果の差となって現れない。

ネコリグは、ピンスポット(魚が居る可能性の高い狭い範囲)を濃密に釣るものである。

よってアクションのみを追い過ぎず、投げやすく、操作性に富んだものが良い。

 
以上のようなことを踏まえ、5種類目のプロト(極太)を製作しつつ、これを試す。

その結果はかなり良く(投げやすさ、底取れ感など)、ようやく納得感を得る。

 

 
 
歴史4: 5種類目プロトにひと工夫6種類目プロトを作った。(詳細はVo1.121122にて)

種類目プロトのシェイプはそのままに、フックを掛ける位置に特製シリコンリングを装着、6種類目プロトを作った。このリングの目的はただひとつ、チョン掛けにしたワームをフルキャストしても切れて飛んでいかないようにするためのものである。このリング、ワーム本体のデザインが正式決定された後、設計したものであるが、その効果は思っていた以上のもので、スバラシイのひと言。

当初、このリングは通称「もげへんリング」と呼ばれていたが、ケイテックらしからぬネームとの指摘から「ネコリング」を正式名称にした。

   
 
    

歴史5: これで決まったと思いきや、さらに材料硬さを変更。(詳細はVol.136にて)

ネコリングも装着され、結果良好、開発終了のドラドラバンバンのハネ満かと思いきや、よりピンスポットのボトム対応型にすべく、最終硬さ調整を実施。これにて開発全工程が終了。1年近くに渡る試行錯誤の甲斐あって、実践主義的意欲作の完成を宣言。

ここにきて、ネコリグワームは新たな領域へと入ったのです。


以上、要約して書くと短いようですが、いや一長かった。でもそれだけのものにはなったと思います。次回は5.5XFの特徴を詳しくご紹介いたします。


  次回は4月1日アップいたします。