林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.228

ソルティ・コアチューブ4.25"(4ST)の色に関する考察-ブルーギルカラーについて(前編)

 Vol.226にて私は、4STの来春の本格的多色展開に向けた様々な試作カラーを見せてあげる、

 と申しました。読者の皆様は、今週あたりズラーッと色んなカラーを並べてくるに違いない!

 と思っていた方も多いはず…。

 フフフフ、諸君、甘い。そんな単純な展開でこのようなコラムを200回以上も続けられる訳も

 なく、ここが書き手としての私のウデの見せどころなんだな、きっと。


 さて、それでは次なる写真をご覧ください。

 皆さん;「あっ、4STのブルーギルカラーだ!!」
 林 ;「いかにも。」
 皆さん;「イイ色。来春出るのかしらん?」
 林 ;「おそらく。」
 皆さん;「イイ色だなぁ…。」
 林 ;「ところで、」
 皆さん;「ハイ?」
 林 ;「この色を“ブルーギル”と最初に呼んだ人は誰でしょう?」
 皆さん;「????。」
 林 ;「皆さん興味あるかな、こんな話題?」
 皆さん;「ありま一す。」
 
 この色、見たままに呼べば“スモークペッパー・ブルー&ゴールド”。今や誰もが“釣れる色”と
 認める人気カラーである。むろん、かく言う私もこの色には随分とお世話になってきました。
 この色を誰が最初に“ブルーギル”と呼んだのか…、それでは正解を申し上げましょう。
 
 林 ;「正解は、ボビー・ガーランド(Bobby Garland)。」
 皆さん;「ぼび一・が一らんど?」
 林 ;「そう、ボビー・ガーランド。」
 皆さん;「ボビー・ガーランドといえばファットギジット(Fat Gitzit)を考えた人。」
 林 ;「おお、よくご存じで、ファットギジットというチューブベイトを考案した人です。」
 皆さん;「チューブベイトと言えばファットギジットでしたよね。」
 林 ;「l980年代後半から90年代前半、米国のみならず日本でも各種ギジットは大活躍
     しました。」
 皆さん;「その人がこのカラーを考え“ブルーギル”と命名した訳ですね?」
 林 ;「はい、私の知る限りでは。」
 皆さん;「知らなかった一。」
 林 ;「だしょ?では次に以下の写真をご覧ください。」
 皆さん;「本物のブルーギルの写真ですね。」
 林 ;「です。」
 皆さん;「なぜ今になってこのようなものを私達に見せるのですか?」
 林 ;「それは皆さんに考えて欲しいことがあるからです。」
 皆さん;「何ですか?」
 林 ;「ガーランドの"ブルーギル"が本当に本物のブルーギルにそっくりか、ということ
     をです。」
 皆さん;「・・・・・・・・・・・・。」
 林 ;「さあ皆さん、胸に手を当てて、素直な心で考えてみましょう。そっくりですか?」
 皆さん;「・・・・・・・・・・・・。」
 林 ;「そっくりですか?」(決して洗脳しようという訳ではなく。)
 皆さん;「確かにそっくりとは言えないような…。」
 林 ;「だしょ一。釣れる色には間違いないのですが。」
 皆さん;「だす。」
 林 ;「この後の話を分かりやすくするために、この色を"ボビーギル"と呼ぶこととします。」
 皆さん;「分かりました。」
 
 さてこれはあくまで私自身の推測なのですが、私以外にも、"ボビーギル"つまりスモークペッパー
 ブルー&ゴールドをブルーギルと呼ぶことに多少なりとも違和感を覚えたと思われるワーム界の
 巨人がいます。その名をゲーリー・ヤマモト。
 氏のホームページを見れば分かるのですが、ゲーリーヤマモト・カスタムベイツのカラーチャート
 では、いわゆる“ボビーギル”はNo.214スモーク/ブルー&ブラック&ゴールドフレークとして
 表示、そしてブルーギルという色名で、No.180が用意されているのです。
 このNo.180(スモークペッパー・色々フレーク)色は話の流れとして、また便宜上
 “ゲーリーギルと呼ばせていただきます。
 
 「ボビーギルといい、ゲーリーギルといい、優秀なワームメーカーは、その"製法"という
  制約の中で自分の感性を表現するものなんだ。」
 
 ブルーギルという色々な色が混在し、季節ごとにその色が変わる難しいテーマ。
 それだけにメーカーごとに解釈があっていいじゃないか、そう思った私は、私にとって本当に
 本物のブルーギルカラーを4STを題材に作ってみたくなったのです。
 さて、その顛末はいかに。次週を待て。 

 次回は11月9日アップいたします。