林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.237

輪切ってみました。(前編)

 皆さんお元気ですか?

 ボクは元気です。


 でも今は冬で、あまり釣りにも行っていないので、このコラムの話題も冬枯れ気味の

 今日この頃ですが、今週もがんばってみます。


 さて、昨年秋に発売いたしましたソルティコア・チューブ、お蔭様で大好評のようで

 「テキサスリグ用チューブとバックスライディングベイトを兼ねるなんて天才過ぎる。」

 との呼び声も高まる中、この春出荷するための製品量産が現在佳境に入っております。

 昨年の秋は"とりあえず"といった感じで色だけの限定的な発売でしたが、この春は

 もう少し色数を増やして行く予定です。

 とは言ってもこの製品、結構スロープロダクション(日懸命に励んでもそれほどたくさん

 作れない)なので、むやみに色数を増やすこともためらわれ、まずは色展開でスタートの

 予定です。

 そこで今回は、これまでに発売していた4色についてその詳細をご説明させていただきます。

 また来週は、今回と同じ手順で新たな4色についてのご紹介をしようかしら、などと考えて

 おります。


 以前にも申し上げたことですが、この製品は"コアショット"という製法を用い作られています。

 つまり、製品の内()と外()で色が違うということであります。このような芯皮構造で

 釣れそうなそそる色を考え作り出していくわけですが、これが案外難しいものでした。

 釣りもワーム作りも昨日今日始めたわけではない私のこと、釣れげな色を数々頭の中でイメージ

 するも、実際それを形にしてみればそのほとんどが"企画倒れ""的外れ"の類い、すなわち失敗。

 「あ一もしたい、こ一もしたい。」そ一ゆ一こともできるっしょ一。」と勇んで取り組んで
 みたものの
意外に難航いたしました、正直言って。


 というわけで、このような試行錯誤の中から生まれた従来の色、その詳細をご披露いたします。

 

   今回の取り組みの中で、最初にできあがった色。イイ色ができてうれしかったッス。
   鮮やかなオレンジがスモーク越しにくすんで見えるところが私の美的感覚をくすぐります。
  上記スモーキークローダッドのグリパンバージョン。芯はスモーキークローダッドのそれより
  やや赤い調色。ザリガニのイミテーションなんだな、これが、と言われれば誰もが納得の良色。
  みんな大好きシナモンペッパー・ブルー。ボディ部のシナモンが明る過ぎず暗過ぎず、自然な
  風合いにするために芯色にはこのような茶色を使っています。この春発売のものは、昨秋の
  ものと比べシナモンの濃度を多少薄くしてお届けします。
  皮と芯の量を絶妙にコントロールする、高い技術レベルを実証するカラー。霞ケ浦を代表とする
  マディーな水域で好実績。派手と地味をうまく混在させ、明確なツートーンに仕上げました。
 
 
 さて、今週はこの4色にて。次回は冒頭でも申し上げました通り、この春発売の新たな4色に
 ついて同じ要領にてご紹介いたします。何であれ、ひとつの芸事を極めんと欲するならば
 そこには深い世界が広がっているものなのです。

 次回は1月25日アップいたします。