林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.271

バスマスタークラシックを観て思うこと。

 先週の月曜日、923日にNHK BSプレミアムで放送されたザ・コンテスト」という番組を

 ご覧になりましたかこの番組、色々な競技にスポットをあて、その競技ルールや主だった

 選手を紹介。試合の模様をドキュメンタリー形式で伝えながら最後に誰が勝つのかを

 ゲストが予想するという造りになっています。

 今回この番組にバスマスタークラシックが取り上げられるということ
 で、私はとても楽しみに
この番組を視聴しました。果たしてその番組
 はというと、これが私の予想を上回る素晴らしい
出来。もう少しバス
 釣りに関する不案内さからつたないものを覚悟していたのですが、
 まったく
そのようなこともなく、バス釣りにはひと言ふた言ある小生

 でも違和感なく夢中で楽しむことができました。おそらくこの取材のコーディネーター兼
 アドバイザーとして活躍された
雨貝健太郎氏の適切なアドバイス、そしてそれを理解し、
 本当のバス釣りとはどういうものか、
ていねいに番組を作ったスタッフの熱意、そういったものの
 賜物だととても嬉しく感じました。

 いや一、国営放送たるNHKがここまでしっかりバス釣りを伝えてくれるなんて。今度はぜひ

 総合テレビで再放送してほしいものです。


 さて、この回のゲスト回答者は、松木安太郎、川合俊一、潮田玲子、田中雅美の各氏。それぞれ

 サッカー、バレーボール、バドミントン、水泳といったスポーツ界で一流を張った人達です。

 この人達がクラシックを戦う主要な選手を見て、その戦略やこれまでの経歴、あるいは顔つき等

 総合的に勘案し、勝利する選手を推理していきます。大森、宮崎といった日本人選手の他に

 バンダム、アイコネリ、パラニューク等が候補に上がりなかなかの盛り上がり。

 ここで私が感心したのは、それぞれのゲストがバス釣りのことはよく分からないにもかかわらず

 選手のメンタル面や勢い、勝負のあやのようなものをよく感じ、推理しているように思えた

 ことです。さすがにひとつの分野をとことんやり切った人達だけに、種目は違っても競技として

 底流に潜む何か同じニュアンスのものを気取ろうとしているようでした。
 
 この番組の映像を観ていて「やはり本場は違う…。」と今さらながら思いました。アメリカには

 日本とは比較にならない広大な国土と数え切れない程の水域があります。そしてこの遊びを

 "伝統"としてとらえる2000万人とも言われるバス釣り愛好者がいるのです。

 この番組を一緒に観ていた私の妻が言いました。
 
 「雑誌ではチラッと見てたけど、こんなにじっくり動いてるのを見るの初めて。これほどカッコ
 良くてスケールが大きいとは思わなかったわ。そしてこういう世界にウチの製品が入っていき
 理解されるわけよね…。すご一い、何だか鳥肌立っちゃうロマンな話ね。」
 
 「ウム、ようやっとその“ロマンさ”が分かったか…。」私は心の中でつぶやきました。
 こういう“ロマンさ”を糧に仕事に打ち込むといった世界を釣りをしない彼女とも共有できたのは
 なかなかの収穫ではありました。“ロマンさ”イズ インポータント フォー アス。
 
 さて、番組は勝者も決まり、終盤に差しかかっていました。出演していた4人のゲストも
 思い思いの感想を述べていました。正確な表現は覚えていませんが、
 「釣りをこんなに真剣にやる人達がいるなんて…。」とか
 「こりゃ釣りと言えども立派にスポーツとして成立してる。」といったような内容でした。
 
 「ここまでやれば皆分かってくれる。」私は4人のゲストの理解の深さに感心しつつ、あらためて
 アメリカの懐の深さ、そしてそれに挑む"ロマンさ"に思いをいたしたのでした。

 
 次回は10月11日アップします。