林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.351

ノイジーフラッパー3.5"発売直前スペシャル。

本日619日、当初の予定通りノイジーフラッパー3.5"の初回出荷を無事に終えました。早い所では明日から店頭に並ぶのではないかと思います。ご発注頂きました小売店、問屋の皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。
このカエル、皆様の想像以上にバスを水面に引き出す力に長けております。よって本品を貴店にて購入されたお客様には釣果続出、リピート必至につき今から追加注文をご検討頂きますようお願い申し上げます。
さて、そういう訳で今回はノイジーフラッパー3.5"の正しい使い方というか、これまでご紹介してまいりましたことを総括し、ダイジェスト版としてお届けしたいと思います。
#5/0前後のオフセットワームフックを用いたノーシンカーリグ。これまでのバジングフロッグの多くは、そのバランスの悪さからスクリューロック式のウェイテッドフックを用いることが普通でありました。つまり、これはリトリーブ中に裏返ったり、クルクル回転したりすることを防ぐためにオモリの力を借りるという考え方でありますが、その分ワーム自身が沈みやすくなりリトリーブスピードを落としていった時不利になることは否めません。まあ、ウェイテッドフックの使用を前提とした製品は、元来スローリトリーブでは脚が動かないものが多く、これをファーストリトリーブ専用と解釈すれば、これはこれで整合性のある話なのかもしれません。これに対し、ノイジーフラッパーの場合は、スローリトリーブでもきちんと脚は起動し、それ故バランス性に優れているのでオモリの力を借りる必要がありません。むしろ、不必要な重さは排除して、スローなリトリーブでも水面をキープできるようなセッティングをお勧めします。
ちなみに私は、デコイ・キロフック#5/0を使っていますが、フッキング率は少なく見ても8割以上と極めて高く、皆さんにもお勧めしたいと思います。
アゴの部分には十分な肉厚をつけました。これによりオフセットフックをしっかりとホールド、たび重なるキャストにもへこたれないハリもちの良さを保証します。またオフセットフックのクランク部をアゴが包み隠してしまうことで、カバーに対するスリ抜け性を大幅に向上させています。
ワームフックのフトコロが入る尾部にも一定の肉厚をもたせました。フッキング率を意識するあまり過度に深いスリットを設け肉薄にしますと、キャストを重ねるうちにワームがハリからズレやすくなってしまいます。私達はこの辺に配慮しながら絶妙の肉厚を設定。ハリからズレにくいだけではなく、高いフッキング率も両立させました。
 
 
リトリーブスピード
ここまでの内容を読まれて、この表題と来れば、「ゆっくり巻けって言うんでしょ。」と察しのつく方も多いと存じますが、まさにその通り。私は皆さんに「ゆっくり巻いてね。」との切なる願いを申し上げるためにこの表題を設けた次第です。さらにわかりやすく言うならば「ゆっくり巻くつもりがないんだったら、買わないでくれる?」くらいの強い想いで申し上げていることをご理解いただきたい。これまでにも申し上げているように、ノイジーフラッパーの真骨頂は、スローリトリーブで安定した姿勢を保ち、均質な引き波を作り出すところであります。このような一見地味でゆったりとしたバジングは、プレッシャーの高いスレた水面でことのほか有効で、まさかと思われるような状況でバイトに恵まれることも珍しくありません。また、より多くのバイトに恵まれる可能性もスローに徹した場合の方が圧倒的に高いことを申し添えておきます。
先ほど私は「フッキング率は8割以上」と申し上げましたが、これもスローリトリーブによるところが大きいと考えています。つまり、バスはよりゆっくり動くものに対しては狙いがつけやすく、より高い確率でワームを吸い込んでくれるというわけです。しつこくて誠に恐縮ですが、ノイジーフラッパーを巻く時は、「水面をキープできる最低速度」をひとつの基準として試してみてください。参考までに動画も貼り付けておきましたのでご覧下さい。



ロッド

ノイジーフラッパーは自重16g。よってどのようなロッドを用いても快適にキャストすることができます。まあ、この手の釣りで標準的な選択としては、ミディアムヘビー/6'6"〜7'0"といったところでしょうか。確かにウィードであれブッシュであれ一定以上にヘビーなスポットを釣る前提なら、屈強で長めなグラファイトロッドが必要であることは言うまでもありません。しかし、比較的オープンな水面でバスを掛けてからのやりとりにゆとりがある場合には、ぜひグラスロッドの使用を検討してみてください。グラスロッドを使用しますと・・・、


*キャストが楽でその分精度の高いキャストができる。


*バスが水面でワームを吸い込んだ際、ロッドティップがしなやかに入りバスをはじきにくい。


つまりフッキング率が上がる。といったメリットがあります。

ちなみに私が愛用しているグラスロッドは、フェンウィックFVR-CS60Mという番手。

あいにく現在では廃盤となっているモデルですが、グラスとしては非常にシャープかつ軽量で使いやすいロッドだと思います。関心のある方は中古市場を物色してみてください。

以上がノイジーフラッパーについて私がぜひとも皆さんに申し上げたかった事柄です。
後は皆さん、静かな水面を探し、信じてゆっくり巻き続けるのみ。頑張ってみてください。

  次回は6月26日更新いたします。