林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.366

ポークよもやま話 その1

唐突ではありますが、皆さんラバージグはお使いになりますか? フットボールであれ、アーキー

ヘッド型であれ、スモラバではない、フルサイズのラバージグ。まずほとんどの読者の方々が

こうしたジグに関わる経験とウンチクをお持ちのことと拝察いたします。

それでは次の質問。こうしたジグを使われる際、皆さんが重用されるトレーラーは何ですか?

ホッグタイプやクロータイプに代表されるザリガニ系ワーム、シングルないしはダブルテールの

グラブ類、デザイン的にはポークラインドをひな型にしたソフトプラスチック製チャンク、

そして豚の皮と脂身を素材としたポークラインド・・・。だいたいこの辺が主だったところでは

ないでしょうか。

このような中、私にとってとりわけ思い入れの深いトレーラーはポークラインドです。それは

私が1980年代からジグとポークの組み合わせ「Jig-'n-Pig」を様々な釣り場で重用し、多くの

実績を上げてきたからに他ありません。

しかしながら最近の動向を見ますと、ポークラインドは残念ながらすっかり一時の勢いを失い、

やや鳴りを潜めてしまった感があります。現に会社(ケイテック)の若い社員に聞いてみても

ポークラインドに関する経験や知見はまったくと言って良いほど持ち合わせておらず、

ポークラインドというものが、いかに彼等にとって関心の対象になっていないか伺い知ることが

できます。これとて私のようなポークを重用した者から見ればさみしい現象であると申せましょう。

 

それではポークラインドは、なぜここまでのことに至ってしまったのか、私なりにその理由

を考えてみたところ・・・、

1、ホッグ系、またはクロー系のワームが多岐に渡り発売され、ポークまで手を伸ばさずとも

    多くのニーズが満たされるようになった。

2、ジグに用いられるスカートが従来のレギュラーラバー、ないしはファインラバーからシリコン

    スカートへと取って変わった。シリコンスカートの風合い(透明感があり、ラメが入っている)  

    は、ポークのそれよりもワームの風合いにマッチする。
    といったところかと思います。

 

それでは次に私が考えるポークの長所と短所についてご紹介してまいりましょう。

まずは長所から、

長所1: テロテロに柔らかくこなれたポークが醸し出すアクションはとてもナチュラルでバスを

         大いに惹きつける。具体的に表現するなら、トローンとしてジグ着底後に余韻のある

         柔らかなアクションということになるのだろうが、この手のアクションをプラスチック

         トレーラーで再現するのは、なかなかに難しい。

長所2: 非常に丈夫で、ポーク1匹で数多くのバスを釣ることができる。また、同じポークで

         数多くのバスを釣ることによりポークが柔らかくこなれ、良いアクションを呈する

         ように"育つ"のであるが、この辺の詳細はまた後ほど。

長所3: 自重があるのでピッチングやフリッピングがしやすい。

 

続いて短所を思いつく限り、

短所1: 豚という生き物由来の素材のため、硬い、柔らかい等製品にバラツキがついてまわる。

短所2: 一定以上の時間空気中放置すると乾いてダメになってしまう。この短所もポークが

         淘汰されていくにあたり、かなり有力な理由になったと思われる。

短所3: ポークは何となく汚らしい感じがして、手を伸ばしにくい。

 

とまあ考えるわけですが、皆さんいかがですか?

 

さて、こんな感じでポークよもやま話を始めてみましたが、来週以降その内容を深めつつ、

皆さんがご存知ないような話やエピソードをご披露していきたいと思います。

 

 

次回は10月16日アップいたします。


次回は10月16日アップいたします。