林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.40

スイングインパクト ファット3.8"(3.8SF)発売に向けて。その②

一度は終結したかに思えた3.8SFの開発。しかしマジ君の執拗なこだわりもあり、更なる追い込みに
入ることとなりました。私とマジ君が持つ共通の認識は、

①ワームの形状、すなわちデザインはツボにはまっていると思われ、
                           いっさい変更すべきではない

②むしろ、このデザインによりマッチした材料配合(硬さや塩の量)を
                          一層細分化して探るべきである。


ということで、特に材料の硬さに関しては、それまででいちばん良かったサンプルより若干柔らかめで試していきます。

材料の硬さ2通り×塩の配合量4通り=計8通り の試作品を新たに製作。
それまでのサンプルとひとつひとつ比べていく地道な作業です。
新たに作ったサンプルは、それまでのサンプルよりほんの気持ちだけ柔らかくしてあるのですが、
打ち上がった品物を触ってみても、ほとんど分からない程度の違い。
「これっぽちの違いで差がでるのだろうか…。」
とあやしい気持ちになります。
材料の硬さ2通り×塩の配合量4通り=計8通りの試作品。
触ってみてもほとんどわからないぐらいの微妙な違い。アクションに違いは出るのだろうか?

しかし、そういった先入観はいっさい度外視して試してみると、

「あっ、これイイ!! 確かに(僅かながら)水噛みが違う!!」

本当に少しだけ、薄皮一枚柔らかくし、塩を20%増量したものがものすごくイイ感じ。
勝手なもので、こうなってみると今まで気に入っていたサンプルが一気に色槌せていきます。
新たに作った8種類の試作品の中にあったひとつの仕様。それは私とマジ君にとって
「開発の終着点」を感じさせるのに十分なものでした。

さて、本日までにこのワームに関する量産の技術的メドもたち、お客様(釣具店)に配る試供品の
製造も完了。2月発売を期して、新年一発目より量産をスタートさせます。

当コラムは次回新年1月9日更新予定。お正月は1週休ませていただきます。
今年春からスタートさせたこのコラム、ご愛読いただきありがとうございました。
今後の内容にもぜひご期待ください。それでは良いお年をお迎えください。