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林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.223

釣り込んでます、ソルティコアチューブ4.3”。その3

  ここのところ、ソルティコアチューブ4.3インチの釣行レポートが続いております。

  「野池 × ノーシンカーバックスライドリグ by 中野」(Vol.215

  「琵琶湖の濃密なウィード × テキサスリグ by 林、岩佐、馬路」 (Vol.219, 220, 222)

  「黒部川の垂直護岸 × ノーシンカーバックスライドリグ by 林」 (Vol.221)

  とご紹介してきました。今回は私こと馬路が、茨城県の小貝川に行って来たその模様を

  「小貝川のシャローカバー × テキサスリグ by 馬路」 と題してご紹介いたします。

 

  ある日、私は友人から唐突に「秋の小貝川はソルティコアチューブを試すにはもってこい

  だから是非一緒に釣りにいきましょうよ!!」という何ともありがたーいお誘いを受けました。

  本人曰く、シャローカバーの豊富さは関東の中でもピカイチで、その手の釣りが出来る

  最後の楽園だから是非!!とのこと。それならばシャローカバーでソルティコアチューブ

  を思う存分検証できる!!とココロ躍らせ小貝川へ行ってまいりました。

さて今回ソルティコアチューブを試しに行った小貝川は、栃木県→茨城県→千葉県と3県に渡り関東平野を北から南へ流れる利根川の支流のひとつです。全長は111.8kmで利根川の支流の中でも2番目の長さを誇る長い川であります。水質は濁っており、利根川のそれに近く、その川岸の大半には、様々な種類の木々とアシが複雑なショアを形成しています。
  釣行したのは、残暑厳しい9月初旬。この時期は、川の水位が落ちることで出現する
  泥浜を大量のザリガニが行進し、それを食べようとバスが岸際に寄ってくるとのこと。
  これが、友人が私をこの時期に誘ったもうひとつの理由でした。あいにくこの日はザリ
  の大行進に遭遇できなかったのですが、まずは豊潤にある冠水植物やオーバーハングの
  奥の泥浜をソルティコアチューブのテキサスリグで撃ち始めていきました。

  密度が濃いカバーには7g、そこそこの濃さのカバーには5g、泥浜などには3.5gとシンカー
  のウェイトを細かく使い分けていきます。基本的にはカバーからスルリと落ちる最も軽い
  ウェイトをチョイスしていきます。その理由は、シャローの魚はシンカーに対する警戒心が
  強く、某U久沼では「シンカーの着いたリグだと魚釣れないんだよね~。」と言われる程。
  よって出来るだけシンカーの気配を消すために、小さくそして軽いシンカーにするのです。
  ここでずっしり重い(自重1/2oz!)ソルティコアチューブのテキサスリグにメリットが出て
  きます。軽いシンカーでもキャストフィールをまったく損なわず使用できるのです。
    ↑左から、3.5g(1/8oz)、5g(3/16oz)、7g(1/4oz)。
     狙うカバーの濃さで使い分ける。1.8g(1/16oz)もアリかも。

  水深30cmほどのシャローカバーに潜むバスを釣る場合、着水音も直接釣果に影響します。
  ジャボッ!!と頭上で音がすれば「何か硬くて重いものが落ちてきた!逃げろ!!」ってな感じで
  一目散に逃げてしまうでしょう。魚を散らさないようなナチュラルな着水は、シャローでの
  カバーフィッシングをする際の重要な心得です。今回、ソルティコアチューブで釣れた魚は
  キャスト→着水→着底→バイト!とイニシャルフォールで全て釣れました。つまり、ボトムに
  着いてからのルアーアクションで食っているのではないのです。
  シンカーを小さく軽くすることは、オモリの気配を極力消し、スローフォールさせることで、
  このような“落ち込み一発バイト”の確率を上げることに直接寄与するのです。
  しつこいようですが、シンカーを軽くすることはシャローでのカバーフィッシングにおいて
  釣果を伸ばすのに大きなメリットとなることでしょう。
  つまり自重のあるソルティコアチューブのテキサスリグは使い易くてよく釣れる!のです。

  さて釣果の方は、私が最大45cm×1本、30cmアップ×4本、友人はその日の最大魚46cmを
  ソルティコアチューブで釣りました。他船と比べれば上々の釣果で、いいテストになりました。
  来年またこの時期に、ソルティコアチューブを携えて小貝川を訪れようと心に誓う馬路でした。 

  次回は10月5日アップします。

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