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林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.16

スイングインパクト ファット4.8"(4.8SF) 林的使用法 その②

前回はノーシンカーリグの詳細をご説明しました。今回は、その②"乳首リグ"です。
乳首リグは、4.8SFの腹部にあるふたつのマーク(小穴)にネイルシンカーをそれぞれ1本ずつ、計2本刺したもので、刺した2本のネイルシンカーが乳首のようにみえるため、こう呼んでいます。

   ・・・・・・。
ところで、このネーミングなのですが、私自身が思いつき命名したものであります。
本人的には、なかなかおチャメで何より覚えやすいと悦に入っておりました。

しかし言われた人はやや当惑するようで、たとえば…

杉戸繁伸氏(杉戸船長)  ;「チクビ?何かほかにええ名前、あるんとちゃいますか。」
弊社スタッフ・ヨーコちゃん;「……。」
(微笑をたたえ、無言。)
弊社スタッフ・てる子さん ;「ウワッいやらし一。」 (と、私を咎めるような目線。)
Basser編集・金沢氏    ;「これ、都会のファミレスで語るとヤバくないスか?」
              
(田舎ならいいのかよ?)
弊社スタッフ・マジくん  ;「まあ、分かりやすくはありますけどね一。」
              
(と、奥歯にものの挟まったような。)

と、決して評判は芳しくありません。しかし、

・乳首そのもので"卑狼"と決めつけるほうがいやらしい。
・ほかにいいネームが浮かばない。
・慣れると、ど一ってことなく真顔で言えるようになる。

との理由から今後も乳首リグとさせていただきます。

さて、本題の使い方に入ります。

【乳首リグ】
乳首リグはノーシンカーとテキサスリグの中間に位置するものです。
「やや深みを引けるノーシンカー」とも「フェザータッチでボトムを釣れるテキサスリグ」とも言える感じ。
私の場合1/32oz×2本が標準で最大1/16oz×2本まで使います。
今の時点で私が実感した乳首リグの使い方は次に説明します2通りに大別できます。

①シャローをスピナーベイトのように
水深1.5m以浅のシャローカバー(アシ、ウィード、杭等)に正確にキャストし、これら障害物にコンタクトさせながら中層をタダ巻き。リトリーブスピードはテールの抵抗ないし動きを感じ取れる最低速度が基本です。いたずらにリトリーブスピードに緩急を付けず、障害物に当てることによってベイトの動きに自然な変化を与える方がより多くのバイトを得られるでしょう。
何とこのワーム、アシの茎や岩などに当たり、乗り越えるとき
"グリッ"と腹を見せ、ヒラを打つのです。
これが2色のカラーリングとあいまって何ともリアル♪♪。確かにバスもこの手の動きは好きなようで、ヒラ打ちの直後にバイトがあると「してやったり」といった感じ。
全体的なニュアンスとしては、シャローを流して行くスピナーベイトの釣りに酷似しており、必要とされる感覚、技術もこれの延長線上にある、と言って差し支えないでしょう。
水深や風の有無に応じて、1/32〜1/16ozのネイルシンカーを使い分けてください。
 

②フェザータッチでボトムをズル引く。
比較的浅い(2m以浅)に存在するボトムの変化、たとえばテトラやゴロタ石、ウィード等、シンカーが挟まって根掛かりしやすかったり、リグがスタックしやすいものを相手にフェザータッチなズル引きをする際、乳首リグはとても都合がいい。テキサスリグよりフワーとしていて、ノーシンカーより底を取りやすい、時としてとても使いやすいリグです。
この場合でも1/32〜1/16ozを使い分けます。やはり水深や風の有無、それとボトムの引っ掛かり具合と相談してウェイト調整すると良いでしょう。

ズル引きは、ワームを底に付け、秒速10cm前後のごくゆっくりとしたスピードで行うのがよろしい。そして、何かに引っ掛かったら、ややラインテンションを上げ"プリッ"とはずしていきます。
このような"ハングオフ"と呼ばれるテクニックは、とても効果的で、ワームははずされた瞬間パタパタッとテールを起動させ、バスにバイトのきっかけを与えるようです。事実、はずれて一瞬ボトムを離れたワームがアクションしながらボトムに戻った直後に多くのバイトが集中します。

こうした瞬間的なアクション起動は乳首リグに限らず、テキサスリグでも大変効果的です。

次回はこの辺にスポットを当て、テキサスリグの詳細に触れてみます。
テールアクションのON/OFFをうまく使ってバイトを取る術、お楽しみに!

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