本文へ移動

林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.125

シャローカバー撃ちベイトフィネスについて。

先週は、私がシャローカバーをフィネスに撃っている動画をご覧いただきました。

今週は、この動画のような釣り(シャローカバー撃ちベイトフィネス)について私なりに解説してみたいと思います。

 

まずは、確認のため先週と同じ動画を貼っておきます。

再生後、360Pを480Pへ変更し、高画質でごらんください↑

繊細なリグを、このように一定以上の精度で効率良くスポットに送り込んでいくためにはまず、その用途に合った正しい道具建てが必要です。ここでは、この動画で私が使用している道具をそのままご紹介します。

シャローカバー撃ちベイトフィネスを前提にした場合、以上の組み合わせは、私が知る中ではベストであります。こういった洗練された道具を用いない限り、納得のいく展開を図るのは難しいでしょう。当然キャスト(ピッチング)の技能もこれらの道具に見合うだけのものにしておく必要があるでしょう。


さて、このような道具で、ピッチングしながらシャローを撃っていく場合のルアー(リグ)の話であります。まあ、ルアーでありますから、当然あらゆるものが考えられるわけで、ライトテキサスやスモールラバージグなどはその代表的なものでありましょう。

このように言い出したらきりがない中で、今回はひとつだけ、私にとってのベイトフィネス標準リグをご紹介いたします。この手の釣りをやる場合、このリグだけははずせない、という私にとっての“ど定番リグ”です。


なぜ私がこのリグを気に入っているかというと…
・ウィードレス性能が圧倒的に高い。また、葉や枝の間をよくスリ抜ける。

その割りにはフィネスな道具でも容易にフッキングできる。

テールが水を噛むせいか、フォールスピードが遅く、なおかつバーチカルフォールする。

テキサスリグに比べ着底姿勢が良く、安定している(ボトム上で裏返らない)

ハリもちが良い。よってキャストを頻繁にくりかえしてもワームがズレにくい。

そして何よりもフォール時のアクションがすこぶる良い。

といった長所があるからです。ボートからのみならず、陸っばりからでも大変重宝し、釣れるリグだと思います。ぜひお試しください。



道具の説明が終わったところで、最後にこの手の釣りの技術的な解説を簡単にしておきます。動画と併せてご覧になり、参考にしてください。

 

[1] 何だかんだ言って、この手の釣りの成否はキャスト(ピッチング)技術に尽きる。つまり手返し良く、正確に、静かにできなきゃ、話にもならないということ。

[2] なぜそこまでキャスト技術について強く言うか、それは、バイトのほとんどがキャスト、着水後のフォールおよび着底(つまりイニシャルフォール)で起こるからである。この釣りはキャストで魚を食わせていく、と言っても過言ではないものなのだ。

[3] キャスト、着水後はラインテンションをリグに与えないようにし、極力バーチカルフォールさせる。

[4] ルアーが着底した直後、バイトが無ければ、[2]を理由とし、そこには魚がいないものと判断する。よってそこで時間をかけて誘わず、早々にピックアップ、次キャストに移る。

[5] 以上のようなことを踏まえると、標準的な動作は次のような手順となる。


以上、動画と見比べながら、研究してくれたまえ。


   次回は10月1日アップ予定です。

 

株式会社ケイテック

(KEITECH Inc.)
〒401-0301
山梨県南都留郡富士河口湖町船津2661-1
TEL.0555-83-2233
 FAX.0555-83-2238

────────────────

TOPへ戻る