琵琶湖釣行から得た感覚 その3
(先週Vol.67からの続きです。)
ちょっと前のはなしで恐縮ですが、6月27、28日の2日間、琵琶湖(南湖)に行ってまいりました。その際、私とマジ君は以下のようなテーマを持って向かったのでした。
【テーマ1】セクシーインパクトの試作品(4.8SX一その3と6SX一その3)を使い込む。
【テーマ2】新型ウィードレスジグヘッドの試作品を試し、評価する。
【テーマ3】“琵琶湖のザビ友”植田さんと釣りをする。
先週は【テーマ2】をご紹介いたしましたので、今週はそれ以外、すなわち【テーマ1】と【テーマ3】を併せて話を進めてまいりましょう。
ちょっと前のはなしで恐縮ですが、6月27、28日の2日間、琵琶湖(南湖)に行ってまいりました。その際、私とマジ君は以下のようなテーマを持って向かったのでした。
【テーマ1】セクシーインパクトの試作品(4.8SX一その3と6SX一その3)を使い込む。
【テーマ2】新型ウィードレスジグヘッドの試作品を試し、評価する。
【テーマ3】“琵琶湖のザビ友”植田さんと釣りをする。
先週は【テーマ2】をご紹介いたしましたので、今週はそれ以外、すなわち【テーマ1】と【テーマ3】を併せて話を進めてまいりましょう。
植田さんは、京都で「PS.Kizu」というプロショップを営む傍ら、
毎週欠かさず琵琶湖に浮くバス野郎です。よって琵琶湖における
バスの動きやそれに合わせた効果的な釣り方等に大変詳しく、
私が生み出すワームを実に巧みに駆使し、多くの魚を釣っています。
←琵琶湖のバス野郎こと植田氏
特に彼が昨年より柱としているのが、
※スイングファット4.8”&5.8”の“ザビ巻き”(Vol.53参照)と、
※シャッドインパクト5”を使った“ベイトスプリット”なる方法のふたつであります。
昨今の琵琶湖においてスイングファットの“巻き”関係がヨロシイという話は、今さら
何をか言わんや、いう感じなのでパス。
私達の興味はもうひとつの柱、“ベイトスプリット”に向いていたのです。
この“ベイトスプリット”なる方法、私達は現在開発中のセクシーインパクト試作品にてこれまで試しており、それなりの成果を収めておりました。
ならば、元祖“ベイトスプリッター”たる植田氏にこの方法を学ぶと同時に、シャッドインパクトとセクシーインパクトでその効果に何らかの違いが出るかをも探ろうという企画であります。
では、ベイトスプリットとはどんな方法か、話を進めていく前にこの件を説明した方が良いでしょう。
ベイトスプリットとは…、
※その名の通り比較的ヘビーなベイトタックルでスプリットショットリグをズル引く方法。
理由; なぜベイトタックルかというと、デカイ魚のランディング率を上げるため。
ラインはフロロカーボンライン12lbs.
使用ロッド; 林 フェンウィック テクナGP 611CMLP+J
植田氏 フェンウィック エリート 611CMLP+J
※スプリットショットの大きさは、かなり小さい(ガン玉のB〜3B程度)。
理由;ウィードの上をスタックすることなく、滑らかにズル引きたいから。
使用ロッド; 林 フェンウィック テクナGP 611CMLP+J
植田氏 フェンウィック エリート 611CMLP+J
※スプリットショットの大きさは、かなり小さい(ガン玉のB〜3B程度)。
理由;ウィードの上をスタックすることなく、滑らかにズル引きたいから。
使用するガン玉は軽めの3ウエイト。左からB(0.55g)、2B(0.75g)、3B(0.95g)。
※ガン玉からワームまでの距離は50〜60cmと長め。
理由;色々やってみて、扱いやすさ、バイトの多さからこの辺が標準。経験からの長さ。
理由;色々やってみて、扱いやすさ、バイトの多さからこの辺が標準。経験からの長さ。
※引き方は、ウィードを軽く感じながら、ウィードをなめるようにゆっくりズル引く。
理由;今までの経験により、こういった感覚がいちばん釣れると判明しているから。
という釣りであります。イメージ、湧きました?
ここまで読まれた方の多くは、「このタックルで、このリグ投げれるの?」と不思議に思われる場合もあろうかと思います。そう、当然このタックル/リグバランスではロングキャストは不可能。で、我々“ベイトスプリッター”としては以下のような方法を取ります。
・まず、風上に(逆風ではありますが)投げれる分だけ投げる。
↓
・その後、船は風に乗せながら風下へと流しつつ、リールからラインを出しながらリグをウィード面まで沈める。
↓
・リグがウィードまで沈んだ頃合いを見計らい、リールのギアを入れ、ラインを張る。
↓
・ウィードを軽く感じながら、船を風下に流しつつ、ドラッギング。
琵琶湖(特に南湖)では広大なウィードエリアを広く探るため、このように風に船を乗せて流して行く方法が一般的です。他の釣り場では多くの場合、風に逆らうようなエレキ操船をして、船をステイ、ないしは微速前進させることがほとんど。こういった点ひとつ取っても、琵琶湖での釣りは、私に新鮮な感覚を与えてくれるのです。
ちなみに植田氏イチオシのベイトスプリット用ワームは…
「シャッドインパクト5”」なのです、
疑う余地もなく。
それはなぜかといいますと…、
・アクションが良い。特にウィードからはずした後のフォール時にロールするのがイイ!
・アクションが良い。特にウィードからはずした後のフォール時にロールするのがイイ!
・背中のフック用スリットが絶妙である。
つまり、ハリ先がムキ出にくく、ウィードを拾うことが少ない。
・エサもちが良い。ギルの攻撃を受けてもワームがハリからズレにくい。
これ、キモですわ。
これ、キモですわ。
・頭のデザインに角がないので、ワーム自体がウィードから抜けやすい。
これもキモですわー!
ですって。さあ、セクシーインパクト試作品はこれを超えられるか? 来週を待て!!
次週は7月24日アップ予定です。お楽しみに。