琵琶湖(南湖)をスプリットショットリグで賢く釣る方法。(前編)
先週のお約束通り、今週はスプリットショットリグで琵琶湖(南湖)を上手に釣っている
植田氏のノウハウを中心にお届けします。
↑スプリットショットリグ
ワームから離れたところにガン玉オモリをつけるだけのシンプルなリグ。
ガン玉の重さ、ワームとの距離を変えることで様々な状況で使えるライトリグ。
それでは始めさせていただきますが、便宜上植田さんのやり方を“南湖スプリット”と呼ばさせていただきます。また南湖スプリットはボートからの釣りであることを最初にお断りしておきます。
【普通のスプリットと南湖スプリットはどこがどう違うのか?】
ワームから離れたところにガン玉オモリをつけるだけのシンプルなリグ。
ガン玉の重さ、ワームとの距離を変えることで様々な状況で使えるライトリグ。
それでは始めさせていただきますが、便宜上植田さんのやり方を“南湖スプリット”と呼ばさせていただきます。また南湖スプリットはボートからの釣りであることを最初にお断りしておきます。
【普通のスプリットと南湖スプリットはどこがどう違うのか?】
普通のスプリットがリグをキャストしてボトムまで沈めた後、ロッドストロークでゆっくりズル引くことを主としているのに対して、南湖スプリットはボートを風に乗せて流しながらのドラッギングで行う。 むろん風の強弱により、エレキで流す速度は調節するが、その流す平均的なスピードは、人が歩く速さの半分以下、つまり1〜2km/h程度であろう。
【南湖スプリットの開始手順】
以下の手順で開始します。
- 船を風上から風下に流しながら、リグを風上にキャスト。船はそのまま流しながらラインを送り出し、リグをウィードまで沈める。
- 多くの場合シンカーは軽いので、リグが沈んでいく感覚はない。また着底の瞬間も分からない。ラインをたるませつつ送り出し、ラインもろともしっかり沈める。ラインを船の移動分+α送り出すので、最終的にはキャストした距離の倍程度はラインを延ばすことになる。よってキャスト距離が短くても問題はない。
- もう底に着いたかな、と思ったところでゆっくりとラインを張り、ウィードの感触を確かめる。
- シンカーがウィードに触るのを感じつつ、釣り開始。
上記のような手順でラインごとウィードの上を這わせた状態を作り、そこからていねいにズル引いてウィードの輪郭をなぞる、という感覚が大切。“ズル引く”とは言ってもロッドを動かして操作するのではなく、あくまでボートの流れにまかせて行う。
ウィードはシンカーを通して感じるが、原則としてウィードを感じることのできる中で最も軽いシンカーを使うと良い。つまり、出来得る限りのフェザータッチでウィードを感じ、引っかけ、はずす、を繰り返すということ。
もし引いている最中にウィードを感じなくなってしまったら、さらにラインを延ばして着実にウィードを拾うこと。
このようにウィードが拾えるかどうかの瀬戸際で、ラインを除々に延ばしつつ、という感覚が一番釣れると思う。
このようにウィードが拾えるかどうかの瀬戸際で、ラインを除々に延ばしつつ、という感覚が一番釣れると思う。
軽いスプリットショットリグで延々ウィードと語り合うには以上のような方法によるしかないのです。
【ギルバイト】
この釣りをやっているとブルーギルのバイトが多発する。しかしこれをイヤがってはダメ。それはギルバイトの直後にバスが食ってくることがままあるからである。よって、ギルバイトを感じてもそれを振り払うような荒いロッドさばきは禁物。むしろ
・ギルの動きに合わせてラインを送り出す、とか?ゆっくりラインを張り、ギルの口からワームやシンカー(シンカーを食ってる時も多い)そーっと引き離す、といった優しさが必要。そうすることでギルバイトがバスに変わる確率が高まる。この辺は信じてやってみるかどうかでありますが、当コラムVol.78,79を熟読された後、ご検討ください。
あぁ、1回で完結させようと思っていたこの企画。しっかりご理解いただこうと懸命に筆を走らせると、どうしても長くなってしまいますな。それに今回は植田氏の原稿を基に林が書いておりますが、半分以上林的感覚が入っちゃっているような・・・。
ま、いっか。自分に感覚のない話を人のウケウリだけで書くのは、当コラムの趣旨に反するわけですから。
ま、いっか。自分に感覚のない話を人のウケウリだけで書くのは、当コラムの趣旨に反するわけですから。
と、いうわけでこれより先の話は来週とさせていただきます。
次回は6月4日アップいたします。