セクシーインパクトフィネス5.5"(5.5XF)、その後の開発状況。
このところ、モデルⅢだなんだと、他の話に触れることが多く、5.5XFの話題からは遠ざかっておりました。このワームの開発があまり順調に進まないものだから、ついに林も諦めた、と思った方、ブブー(不正解のブザー音)。ちゃんとしっかりバッチリやっておりましたです。今週は、5.5XFのその後の開発経過と、その成果に関するお話しです。
このワームの話題は、当コラムVol.105から散発的に数回にわたってご紹介してまいりました。なにぶん開発しながら、ほぼリアルタイムでご紹介する関係上、どうしても間延びして、皆さんには分かりにくい展開になっております。
このワームの話題は、当コラムVol.105から散発的に数回にわたってご紹介してまいりました。なにぶん開発しながら、ほぼリアルタイムでご紹介する関係上、どうしても間延びして、皆さんには分かりにくい展開になっております。
かく言う私も、自分で書いておきながら、バックナンバーを復習しないとこれまでの経緯が判然としなかったくらいですから。と、いうわけで、まずはここまでの経緯を簡単に復習っておきます。
・ネコリグが苦手な林は、そんな林にも使いこなせるネコリグ用ワームを作ろうと思った。
・セクシーインパクトのデザインを基に、
・ネコリグが苦手な林は、そんな林にも使いこなせるネコリグ用ワームを作ろうと思った。
・セクシーインパクトのデザインを基に、
細・中・太の3種類の試作品を製作した。
・これに飽き足らず、4種類目の試作品も製作。
・これに飽き足らず、4種類目の試作品も製作。
↑セクシーインパクトフィネス5.5” 第5次試作品。
さて、こうして第5次試作品にて試釣を続け、徐々に釣果を重ねた私。いまだにネコリグへの苦手意識は払拭しきれないものの、それなりに見えてまいりました。
[a]ネコリグは、思ったほどワームの持つアクションが釣果の差となって現れてこない。
しかし「釣り人がワームに与える縦方向のアクションを横方向のアクションに変換する」という5.5XFのコンセプトはイイと思う。理由は、現に釣れるから、そしてその動く様を見て得心いくから。
しかし「釣り人がワームに与える縦方向のアクションを横方向のアクションに変換する」という5.5XFのコンセプトはイイと思う。理由は、現に釣れるから、そしてその動く様を見て得心いくから。
[b]ネコリグはやっぱりピン(魚の居る可能性の高い狭い範囲)を濃密に釣るものだと思う。
よって自重がありピッチングしやすいもの、つまり太身がイイ。キャスト精度を損なうような細くて軽いワームはNG。
よって自重がありピッチングしやすいもの、つまり太身がイイ。キャスト精度を損なうような細くて軽いワームはNG。
[c]とは言っても太きゃイイってもんでもない。太すぎると、適度にたわみ水を逃がすことをしなくなる。このようなワームはアクションを加えると、水の抵抗を受け過ぎ横方向へとスライドしてしまう。これもNG。
[d]つまり c のような不具合を感じない範囲で最大限太身なワームがヨロシイ。
・第5次試作品は、ここまでの要件を満たしている。スピニングでキャストした際の遠投性能も大変ヨロシイ。
・で、調子こいてビシビシキャストしてると、程なく切れて飛んでいってしまう。
ワームが切れて飛ぶ瞬間の、あの“スコッ”と抜けたキャストは、ただただ空しい…。
・じゃあ、収縮チューブ等で皆さん工夫してネ、では納得いかんでしょ、やっぱり。
これでも私、一応はワームメーカーなわけで、皆さんのひと手間、ひと工夫でようやく完成するワームなんて、よう発売せんですわ、ホンマの話。
ワームが切れて飛ぶ瞬間の、あの“スコッ”と抜けたキャストは、ただただ空しい…。
・じゃあ、収縮チューブ等で皆さん工夫してネ、では納得いかんでしょ、やっぱり。
これでも私、一応はワームメーカーなわけで、皆さんのひと手間、ひと工夫でようやく完成するワームなんて、よう発売せんですわ、ホンマの話。
・というわけで、考えに考え、いくつかの失敗を重ねたあげく辿り着いたのが
次にご紹介する第6次試作品であります。
さあ皆さん、第5次試作品との違い、お分かりか? これ、何度か釣りに供しましたが、それはそれは良くできております。投げやすく、もげず、釣れる。
第6次試作品は、間違いなく量産・発売に足る、価値あるものとなりました。
次週は、この第6次試作品に関する詳細をお届けするつもりです。
第6次試作品は、間違いなく量産・発売に足る、価値あるものとなりました。
次週は、この第6次試作品に関する詳細をお届けするつもりです。
次回は9月3日アップします。