モデルⅢ持って琵琶湖に行ったはイイけれど・・・。
先週のコラムで申し上げた通り、新たなラバージグ“モデルⅢ”をさらに試すべく、琵琶湖(南湖)に行ってまいりました。10月9〜11日のことです。もちろん先週ご紹介しました珍な試作品“スイングファット・リバース”も持ってまいりました。
今週は、この時の話題に触れることといたします。
【話題1 モデルⅢの使用感、バランスについて】
モデルⅢの試釣に関しては、昨日今日始めたわけではないので、もう分かっていること
ではありますが、今回3日間巻き倒して改めて感じることは、使用感(ウィードレス性能
やフッキング性能)やバランスはとても良く、満足できる水準である、ということです。
【話題2 ヘッドウェイトについて】
これまでの試釣では1/4oz(7g)、3/8oz(10.5g)、1/2oz(14g)を使ってきました。これらの
ウェイトを使い分けることによって、水深やウィードトップから水面までの距離、
そしてウィードの密度といった諸々のシチュエーションに対応できることはもちろん
ですが、正直もっと軽いのもあるとイイな、と思ったことも事実。
で、今回1/8oz(3.5g)を1/4ozヘッドを削り込んで作ってみました。用途としては、水面
とウィードトップ間が1m以下という比較的狭い(薄い)ゾーンでのステディリトリーブ
であります。今回の釣行ではこの1/8ozをメインに試しましたが、とても具合のよろしい
ことったらなかったです。
モデルⅢのヘッドウェイトに関しては、以上4ウェイトにてOK、と考えます。
【話題3 で、釣果は、と言いますと…】
ここまで肯定的な話をしておりますれば、読者の皆様方におかれましては、「さぞ林は
釣って来たんだろうな。」と思われているのかもしれません。
しかし現実(つまり昨今の琵琶湖)はそう甘くないです。人によっては“デスレイク”と
すら称する釣れなさ。そりゃ腐っても琵琶湖ですもの、アユの接岸に合わせバコバコ
釣ったり、岸辺のマットをパンチしてデカイの釣ったりはあるようですが、いわゆる
“巻き”でナイスな釣果をマークするのは無理なようです。すこぶる残念なココロ。
という訳で釣果は、写真のようなバスがポロポロ。いや一、リスキーですな、巻き一本
勝負というのも…。
とは言ってもウィードからはずれた直後に食ったり、水面直下のファーストリトリーブ
に飛びついてきたり、水深4.5mのスローロールで釣れたりと、ひとつひとつが味わい
深く、モデルⅢの幅広い可能性を感じるのに十分なものではありました。
【話題4 スイングインパクトFAT,“普通”と“リバース”どっちがイイか】
先週からの宿題だったこの話題、はっきり言ってどっちでもイイかなっつ一感じ。
まあ敢えて優劣つけろ、と言うのなら「見慣れてる“普通”がイイで一す。」っつ一感じ。
赤羽さん、ゴメン。オレにはよ一分からん、という訳で結論先送りです。
どうやら“リバース”限定発売という話の怪しくなってきたところでこの話題保留。
さあ、今度いつ琵琶湖に行こうかしらん。このような飽くことなき探求が開発には不可欠。
これからも様々な経験を積んで、納得のいく製品に仕上げていくつもりです。