秋の琵琶湖で活躍中、セクシーインパクト4.8”(4.8SX)。
ここのところ、めっきり冷え込むようになりました。今朝(10/27)自宅を出る時の気温は3℃。まわりのモミの木にからまる蔦の葉もすっかり赤く色づき、秋の深まりを感じさせる今日この頃でございます。皆様はどうお過ごしでしょうか。
なんつったって、水温低下=巻き復活=モデルⅢ&スイングFAT4.8"大爆発=林満足という方程式描いて機が熟すのを待っているのですから。
ここ最近は、琵琶湖に行っても“巻き”ばかり。開発目的とは言いながら、人がひたむきに巻いているのを尻目に、どうもセクシーインパクト4.8"(4.8SX)が釣れてるみたいです、それも結構ハンパでなく…。
と、言う訳で、今週は4.8SXにまつわるお話。それも自分がやったわけでもない、ほぼすべて人から聞いた話で書いてしまおうという、ずるいけどためになる企画です。
【4.8SXの活躍その1;ノーシンカーのトゥイッチで釣れてるらしい。】
スピニングタックル+#2/0オフセットワームフックでのノーシンカーリグ。これをフサモを主体としたシャローのウィード密集域の際に投げ、軽いトゥイッチをおりまぜながら水面直下をリトリーブ。これがことの外釣れておるようです。トゥイッチをした際、ワームの頭がヒョコッと水面に出るような感じでやる。
以下に標準的なリグをご紹介いたしますが、PEライン0.6〜0.8号+3lbs.フロロリーダーといったラインシステムだと、ウィードからも力強く魚を引き出せ、よろしいとのこと。また、ラインとフックの間に小型のボールベアリングスイベルを挟むと、ラインのヨレ防止になります。
これ、とある有名プロガイドの方からの情報。「セクシーのおかげで楽させてもらってます。」との嬉しいコメントをいただきました。
■ノーシンカーリグ
林が考える標準ノーシンカーリグ。フックはデコイ・キロフック#2/0
頭部にズレ止めストッパーを施す。コアユ接岸の際にはボコボコだった
ということで、カラーは400 アユでリグってみました。
【4.8SXの活躍その2;ネコリグで釣れているらしい。】
この情報は、Vol.112にご登場いただいた高橋さんからのもの。何でもその後4.8SXネコの威力に目覚め、虜になってしまわれた方です。で、こうして時折釣果を溜め込んでは一気に大放出メールをくださいます。ご愛用いただき、本当にありがとうございます。
さて、まずは彼の釣果ギャラリー(もちろん4.8SXネコで釣った)をご覧いただきます。
続いてメールを原文のままお届けします。
50upの一部です。
セクシーインパクト4.8"のベイトネコ、最高に釣れます。
○○ンプネコとの対決でも絶対に負けません。
このベイトネコ、ちょっとキモがあります。
ロッド;フェンウィック・スーパーテクナ70CMHJ
感度が良く小さいアタリも拾えるし、ロングキャストが可能。
ライン;12〜14lbs.フロロ
16lbs.だとフォールスピードが速い?(釣果に差が出た)
8mmワッキーチューブ
6/4掛けではなく、7/3掛けの方がスイム姿勢がいい気がします。
このセッティングで4.8SXを“中層スイミング”させます。
シチュエーションは、ウィードトップ水面下1.5mのライン。
ボトムまでの水深は6mでも釣れます。
ロッドアクションは…
キャストします。着底させます。
シェイクじゃなく、トントントントンというリズムで竿を立てながらスイミング。
ラインを巻き取ります。(この時少しフォールします)
仲間もこれまでに3匹のロクマルも4.8SXベイトネコスイミングで捕ってます。
個人的には434ブルーバックシナモンが一番釣れるような気がします。
と、いうことでありました。ちょっとフックとかチューブが違うのですが、参考までにリグの写真をご覧ください。しかし何ですな、時には巻かへんで、こんなんしてみよかと思わせるものがありますな、実際の話。
■ネコリグ
高橋さん、こんなもんですかね、7/3って。フックはデコイ・カバーフィネス#1/0。チューブは、セクシーフィネス用の特製シリコンリング(通称もげへんリング)をはめてみました。カラーは高橋さんイチオシの434 ブルーバックシナモン。
【4.8SXの活躍その3;私からのオススメ、フットボールシェイキーはキテる、多分。】
でもって、例えば水温の急激な低下等、不慮の出来事で上記2方式が不発な場合、私としては、以下をオススメしたく存じます。これは、私自身過去十分な実績があり、多分琵琶湖南湖で最も手堅く、ステディな釣果を上げられるリグのひとつかと思います。
このリグ、非常にウィードレス性能が高く、ウィードを敵に回さず釣ることができます。
使い方には大きく分けて2通り、それぞれを以下に説明いたします。
・1/32、1/20ozといった軽目のウエイトを使ったドラッギング。ウィードを感じながらズル引き、ウィードからプチッとはずれたら、サッとラインを緩めフリーフォール。これをウィードの背丈が低くなるアウトサイドでやる。スピニングタックル、6lbs.フロロカーボンラインが標準。
・1/16〜3/16ozをウィードの状況(密度と硬さ)に応じ使い分け、キャストし、揺する。キャスト後フリーフォールさせ、着底(着藻)。ヘッドをウィードにややスタックさせ、その場で揺する。シェイクというよりも、緩めたラインをロッドティップでプンプンと瞬間的に張る感じ。これもウィードが水面からあまり見えない背丈の低いエリアでやる。
■フットボールシェイキー・ジグヘッドリグ
重は1/8oz、軽は1/20oz。共にフックは#3/0。とてもカワイイ、ボクの友達。シーズンを問わず、困ったら出してみてネ。カラーは417 ゴールドフラッシュミノーと426 セクシーシャッド。カラー選定に特段の意味はございません。
いかがでしたか?秋琵琶湖(南湖)の4.8SX大全。きっとどれかの方式が、貴方に秋の実りを授けてくれることでしょう。