林圭一、モデルⅢを語る。(その1)
さて、そういうことですから、そろそろモデルⅢの特徴など、様々な詳細情報を扱う時分かな、と思います。よろしいでしょうか?
【特殊かつ画期的な構造】
モデルⅢは、フック、(フックに付いた)ヘッド、スカート付きスクリューパーツの3つの要素から構成されています。これらの部材すべてがスイングインパクトFAT4.8"をトレーラーとして使用することを前提に設計。つまりモデルⅢは、スイングFAT4.8"の良き相棒というワケ。
上図をご覧いただければ、合理的な構造は一目瞭然。何という一体感、何という新しさ。ビバ!!モデルⅢ。では、この構造によってもたらされるビバな特徴をご説明します。
【ビバ1: スーパーウイードレス】
フックとトレーラーとなるワームの関係は、さしずめオフセットワームフック。つまりワーム背面にフックポイントを隠すスタイル(これを“セルフウィードレス”と言う)。
よって、そのウィードレス性能は極めて高い。また、ウィードガードのような突起がなく、バルキーな割にすんなりとしたフォルムで、ブッシュの隙間などを滑らかに通り抜ける。本来スイミング(琵琶湖で言うところの“巻き”ないしスコーン)用として開発を始めたが、これだったらピッチングやフリッピンといったシャローのカバー撃ちにもOK。
セルフウィードレスなので、ブッシュの隙間などすり抜けやすい。
【ビバ2: スクリューイン・キーパーでワーム長持ち】
ワーム頭部はスクリューでしっかりキープ。おまけに後部をフックで保持するのでワームがズレにくい。よってビビらずフルキャストできる。カバーの中でがしゃがしゃしても平気。ワームの形状を損なうことなく真っすぐに、しっかりとセットできます。この辺のセッティングは来週動画でご紹介予定。それにしても、ワームが長持ちしちゃうんで、ワームメーカーとしては「どうなんだ?」と思わなくもないが、皆さんハッピーなら私はイイです。ちなみに、このスクリューイン・キーパー、可動するのでワームのセッティングがやり易い。
【ビバ3: スイムバランスがイイ】
ご覧の通り、ヘッドがワームの下顎らへんにくるアンダーバランスなので、巻いていても“鼻上げ”しにくく、安定してナイスな水平姿勢をキープする。これ、時としてバスにとっては、“食う/食わない”の判断を左右する重要ファクターになり得ると思う。
【ビバ4: 着底姿勢がイイ】
やはりヘッドがアンダーなので、ワームが着底した際の姿勢がイイ。ボトム上で極めて倒れにくく良い姿勢なので、着底後再起動させた際のテールの動き出しが早い。
ビバ3、ビバ4を実証する動画を貼っておきますので、見てたもれ。
さて、今回はそのユニークな構造と、それによる優れた特徴をご紹介しました。
次回は2月19日アップ予定です。