林圭一、モデルⅢを語る。(その3)
先週は、「林圭一、モデルⅢを語る。(その2)」において、モデルⅢの代表的な使用法“ただ巻き”をご紹介いたしました。これは琵琶湖で多用され、“スコーン”と呼ばれるもので、このスコーンリグに高いウィードレス性能を持たせたところに意味があるのです。
さて、今週はこれに続くその他の使用法にスポットを当てます。
■リフト&フォール
ロッド操作による上げ下げ、ないしはリーリングのストップ&ゴーによる上げ下げ、いずれにしても、いったんルアーを着底させ、そこからルアーをやや上方に泳ぎ上がらせ、またボトムへとフォールさせるという動作の繰り返し。感覚としては、フットボールジグのリフト&フォールに酷似している。
ロッドの上下動によってルアーを泳がせたり、フォールさせたりする方法。私の場合、フォール中のバイトが多い、と判断した時にこの方法を用います。
リールを巻く、止める、巻くという動作を繰り返し、ルアーをリフト&フォールさせる方法。原則として、ロッドは45度くらいの角度に構え動かさず、リールワークのみでルアーを動かしていきます。ボトムとコンタクトを取りながら広く探りたい時に重宝。
ルアー着底している。
↓
といった手順。バイトはほぼ着底直後に集中する。
このようなリフト&フォールを繰り返すなか、ボトムに何かひっかかりを感じたら、そこだけゆっくりズル引く、といったように技を適時ミックスしていくと、とても効果的。ということで、リフト&フォールのアクション動画をご覧いただきまたまたイメージ湧かせてください。
次回は3月4日アップします。