大震災に考える事。
先週は、このたびの大震災を受け1回お休みとさせていただきました。
「このようなことになった当日に呑気に釣りの話もないだろう。」、そう思ったからです。
このような国難とも言える事態に遭遇し、被災者の方々を気の毒に思うと同時に、
自分には何ができるのだろうと考えさせられた1週間でした。
計画停電など多少なりとも非日常の環境下に置かれてみると、私達は常日頃、
なんと恵まれた時代に生まれ、のうのうと生きてきたか感じることができます。
再び皆が幸福に暮らせる日々を取り戻すためには、私達は国に頼っているだけでは
いけないのだと思います。
福沢諭吉はその著書「学問のすすめ」の中で
「国民ひとりひとりに独立の気概なくば、強い国家は作り得ない。」
と説きました。
ジョン・F・ケネディ(第35代アメリカ合衆国大統領)は大統領就任演説で
「祖国があなたに何をしてくれるかを尋ねてはなりません。
あなたが祖国のために何ができるかを考えて欲しい。」
と説きました。
今こそ私達はこのような先人の言葉を思い出し、日々を暮らしていくべきなのでしょう。
このたびの大震災に対する日本人の態度には諸外国から賞賛の声が上がっていると聞きます。
いわく、「秩序、節度、自制心がある。」
まさに日本人が伝統的に持つ高い道徳感、武士道精神とも言える美徳が発揮されているのだと
思います。
今の私には義援金を送ることくらいしかできませんが、こうした評価に耐え得る日本人の
ひとりでありたいと考えています。
さて、肝心な釣りの話ですが、このような時節もわきまえ、来週からとさせていただきます。
次回は3月25日アップいたします。