実り多き琵琶湖釣行ー “セクシーヘビダン”が釣れるワケ その2
先週は、セクシーインパクトを用いたヘビダン、すなわち“セクシーヘビダン”について触れてみました。
琵琶湖南湖において、“セクシーヘビダン”は“エサ”と思える程の釣果を誇るらしい、という話題です。私も試してみたところ、確かに良く釣れる。
「こりゃコンディションの良い日にやったら、確かにエサかもしれない…。」
と思った次第です。
「いったいこれのどこが良くて、こんなに釣れるんだろう?」
そう思った私が見た“セクシーヘビダン”のアクションを先週動画にてご覧いただきました。
「あっ、そうだったのか。」
そこにはダウンショットの既成概念を打ち砕く、新たなアクションがあったのです。その類いまれなるライブリー&ビューティフルなダートアクション。ピュッと方向を変える瞬間の微妙でセクシーなたわみ。ダートの後の安定した水平フォール。そしてこれらが絶妙に絡み合って、何ともそそられる生命感。
「バス釣り始めて30余年、あたしゃ一こんなの見たことないよ!!」と思いましたし、
「オレがバスだったら、絶対食べる。」とも思いました。
皆さんはいかがですか?
「イエス,ウィードゥーーー(天を揺るがす地鳴りのような賛同の嵐)。」
さいですか、ありがとうございます。
というわけで今週は私なりに感じた、“セクシーヘビダン”のノウハウをご披露いたします。
【まず最初に整理しておきたいこと。】
なぜ“セクシーヘビダン”はエサのように釣れるのか?
それはもう、このアクションだからに違いない、と林は思います。まあ、私とてバスになったことはありませぬゆえ、どこまで断言したものかとは思いますが、この動き見て確信できないようであれば、世の中に信じられるものは何もないということになります。つまりは、このようなセクシーダート&フォール(SDF)を一カ所でいかに着実に作り出すか、これから申し上げるノウハウは、この一点を目的とし、収斂されていきます。
【リグの説明】
ワーム :琵琶湖ではセクシーインパクト3.8"及び4.8"を多用します。
これをプレッシャーの高いリザーバーなどで応用するのであれば2.8"も良い
のではないか、と思われます。
フック :私の場合、デコイ・キロフック各サイズを愛用。3.8"には#1を、4.8"には
#2/0を用います。セクシーインパクトとの相性もよろしいナイスなフック。
シンカー:レインズ・タングステン・ダウンショットシンカー3/8〜1/2ozを多用。
ウィード相手には“ナス型”がよろしいような…。
十分に重いウェイトを用い、アクションを加えても簡単には移動しないこと
が大切。今後この釣りをやり込んでいくと、さらにヘビーなシンカーを好き
になってしまいそうな今の私です。
ライン :東レ・スーパーハード・ハイグレード12〜13lbs.を愛用。
リーダー:リーダーというかどうか不明ですが、この場合フックからオモリまでの長さ
を指します。標準的な長さは20cm前後。この長さによりSDFアクションの
可動域を調整することができます。つまりリーダーを長めに取れば、ダート
幅の広いアクション、短めに取ればダート幅の狭いハイピッチなアクション
を作り出すことができます。
【タックル】
現段階で私が気に入って使っているものをご紹介します。
ロッド:ややソフトティップでピシッピシッとシャープにアクションくれてもオモリ
が動きにくく、バットはハードでしっかりフックセットできる。長さは長め
でティップの位置を高くキープでき(後述)、軽い。これらの条件を満たす
ロッドのひとつとして、FENWICK ELT611CMLP+を愛用。
リール:滑らかで軽いこと、というわけでダイワTDZ-105Hを選択。ロングキャストは
しない(後述)ので、ラインキャパはこれで十分。
以上が主だった道具立てであります。
さて、これでどうやっていくかというと……、おおっと!今週はすでにタップリと書いてしまいました。やはり何か見つけると違いますな、勢いが。
というわけで、その後の技術的解説は来週のSDFアクションのココロだ。