イージーシャッド4”(4ES)、量産開始。
今日は、6月22日。本日より8月発売予定の新製品、イージーシャッド4"(4ES)の量産が立ち上がりました。生産初日は、色番426: セクシーシャッドをやってます。
さて、こうしてひとつの製品が立ち上がるまでには、様々なプロセスを経て、ここに至っているわけでありますが、今週はこの手の話をいたしたく存じます。
何であれ、新製品の開発に着手する場合、まず企画から始めることがほとんどです。
それも、「新製品を出したい。」⇒「じゃあ企画を考えよう。」といった順番ではなく、「やってみたい企画があるので、それを新製品にしてみよう。」という順番で考えるようにしています。
前者のような考えは、「会社として売上を確保するためには、新製品がいる。」という方向に傾き勝ちで、純粋な釣り人目線に欠けるきらいがある一方、後者のような考え方には、より釣り人としての奔放さがあり、結果として良い製品作りに結びつく可能性が高まるからです。
というわけで、何か欲しいもの、試してみたいもののイメージが浮かんできたところでデザインやそれに基づく試作・試釣といった、いわゆる開発プロセスへと進んで行きます。この辺のくだりは、各製品ごとにこれまでも当コラムでご紹介しておりますゆえ、今回は詳しい記述を割愛させていただきます。
要は、釣り人として楽しいように、やりたいようにやるから良い製品ができ、その結果製品が売れて会社も発展する、といった理想の世界を追求してるんだな、これがまた。
さて、このようにして企画・開発した試作品は、いつしか“製品”と呼べる段階へと仕上がって行きます。「これは“製品”と呼ぶにふさわしい。」私自身がこう判断したところで、当初の開発プロセスは終了、その後ゆくゆくの生産・販売を見据えた「量産準備プロセス」へと入って行きます。
量産準備プロセス1; 量産金型の製作
合格した試作品とまったく同じものができる量産用金型を製作します。金型製作は、専門の金型メーカーに委託。金型の性能を決める様々な仕様は、こちらから指定します。
量産準備プロセス5; 発売時期の決定及び宣伝の検討。