ワグワグする話。
2週間ぶりのご無沙汰です。皆さん猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか。
さてこの度、私こと林圭一は、7.5"ロングカーリーテールのワームを作るべく、その
開発プロセスに入ったことをお知らせいたします。
すでに初回試作品のためのデザインは完成し、自称“なかなかの出来”。
というわけで、まずはこのデザインのCAD画像をご覧ください。
このビッグワグというワーム、今から20年以上前に発売になったワーム。そして正確
にはわかりませんが、おそらく15年以上前には廃盤となってしまった幻のワームです。
当時私は琵琶湖にて、このワームのテキサスリグでのスイミングを重用していました。
今で言う“マキマキ”というヤツですね。
他の一般的なロングカーリーより水を強くワイドに掻き、それ故集魚能力に優れている
と評価できたため、私はこのビッグワグを愛用し、結構釣っていたのです。
しかし、当時としてはこうしたマキマキのニーズは現在ほど大きくなく、ビッグワグは
日本において日の目を見ることなく消えていったように思えます。
「使い方次第では良いワームなのにな…。」
もう手に入らなくなって優に10年以上たった今でも、そのデザインやアクションを私が
忘れることはなかったのです。
「このワームをひな型にして、今の琵琶湖にふさわしいマキマキワームを作ってみよう。」
というわけで設計したのが先程ご覧いただいたデザイン。もちろんボディのデザインには
私なりに意匠をこらし、華麗なる進化を遂げさせたいと思っております。
今後の開発方針(つまりは「こんなワームにしたい。」という林的希望)を申し上げますと…、
①ビッグワグよりさらにワイドで強い水掻きテールにする。
②オフセットフックを用いたテキサスリグでウィードの中を泳がせても容易にはハリ先が
ムキ出ず、完壁なウィードレス性能を持ったボディにする。
大枠ではこの2点を高い次元で達成するマキマキ専用ワームにしたいと思っております。
現在このデザインに基づき試作型を製作中。
近日中に試作品を手にし、試釣へと進んでまいります。続報を待て。
次回は8月26日アップします。