ワグ7.5”(仮称)の続報 その2
先週は、ワグ7.5"(1次試作品)を琵琶湖でテストした、その推移というか具合をご紹介
しました。今週は、その際チョロッと撮ってきたこのワームのアクション動画をご覧
いただきます。
いかがでしょう?「ええアクションしてはりまんな一♥。」と思われた方、お目が高い。
当コラムVol.168で私はこのワームがビッグワグという昔のワームを参考にしてデザイン
されたものだと申し上げました。そして、
「ビッグワグをひな型にして、今の琵琶湖にふさわしいマキマキワームを作る。」
「ビッグワグよりさらにワイドで強い水掻きテールにする。」
とも申し上げました。
いや一、なかなかどうして、この試作品、その通りになっていると思いませんか?
いや、その通りになっているのですよ、これがまた!!
ゆっくりとしたスピードでも発生するワイドで強い水掻きテールアクション、そして
そのテールアクションによりボディがロールしてしまうというスバラシさ!!
このような結果を導き出した私は、開発者としてスバラシかったのでしょうか?
結果的にはそうとも言える…、しかしその内情を知る私は正直に行ってしまうのです。
確かに材料硬さを微妙に変えて試作を繰り返したり、と自分の希望をかなえるべく努力は
いたします。しかし、それにより毎回理想的な結果を得るとは限らないのが開発の世界。
まあ、過去にもそうであったように、本当に気に入ったワームを作り上げるためには
何らかの“マグレ”とも言える事柄が必要なようです。
「ああ、今回も“マグレ”に恵まれた。やっぱ、神は努力する者に微笑むのだ。」
こうして現状“勇気百倍”の私は、この1次試作品の持つ細かな不備を解消すべく、新たな
デザイン(2次試作品)を検討中。はっきり言わせていただいて、この2次試作品が量産に
足るものとなる確率は、極めて高いのであります。
さらなる驚きは、もう目の前じゃ、楽しみに待て!!
次回は10月7日アップします。