ワグ7.5”(仮称)に盛り込まれた新機能、PGSについて語る。
先週の当コラムでワグ7.5"(仮称)の完成を高らかに宣言した私。そしてこのワームに
盛り込まれる新たな機能“PGS”について、その詳細を明らかにするお約束でした。
では、PGSに関する能書きをタレさせていただきます。
PGSとは、オフセットフックをワームに刺した時、そのウィードレス性能を格段に
向上させるワームデザインのことです。
ただ、このような私が“ヤング刺し”(当コラムVol.83,84参照)と呼ぶ方法では、ワームが
ハリから少しズレただけで、ワーム背面からハリ先がわずかに飛び出し、思わぬところで
ウィード等をすくってしまい、不本意な思いをすることも少なくありませんでした。
ハリから少しズレただけで、ワーム背面からハリ先がわずかに飛び出し、思わぬところで
ウィード等をすくってしまい、不本意な思いをすることも少なくありませんでした。
「“ヤング刺し”でも完壁なウィードレス性能を発揮できるワームができないものか…。」
今回、ワグ7.5”に施したPGS(Point Guard System)というデザインは、そんな思いに
端を発し考え出したものなのです。特にウィードにコンタクトさせながら横方向にスイム
させるこの手のワームには、絶対欲しい機能と言えるでしょう。
①キャストを重ねワームが痛み出す。
②キャストのショックやウィードとのコンタクトでワーム背中からハリ先が出る。
③サクッと簡単にウィードの端切れを釣ってしまう。
④ブツブツ言いながらウィードを取り、ワームを手直し。
⑤しかし、一度痛んだワームでは早晩②へと逆戻り。
⑥「やってられませんなー!!」と半ブチ切れ状態に。
といった経験、ございませんですか?特に琵琶湖を熱心にやってる皆さん。
で、このPGS(Point Guard System)。一度ワーム背面に出したハリ先をワームのリブに
埋めてしまおう、といった仕組みのもの。まずはその刺し方を順次ご覧にいれましょう。
埋めてしまおう、といった仕組みのもの。まずはその刺し方を順次ご覧にいれましょう。
高さのあるPGSリブが露払いとなりハリ先をウィードからガードする。
②「そんなん、魚もかからんのとちゃいますか?」と怪しむ皆さん、心配御無用。
②「そんなん、魚もかからんのとちゃいますか?」と怪しむ皆さん、心配御無用。
魚、かかります。極めて普通に、それも小バスまで。よく出来たものです。
③ハリ先がワームにしっかりロックされることにより、ワームとハリとの関係がズレ
にくくなる。よって度重なるキャスト&リトリーブでもワーム長持ち、ウィードレス
性能は長時間堅持されます。
④というわけで、PGSは素晴らしいのひと言。「オレって天才か?」と言いたいくらい。
⑤ただし、あくまで正しく刺したら、という前提をお忘れなく。
さて、発売までまだ間があるなか、ここまで詳しい記述を載せてしまいました。
このPGS効果があまりにも素晴らしいため、自慢したくて我慢ならなかったのです。
現在はワグ7.5”(仮称)の正式名称を考える(現状の有力候補はマッドワグ7.5”)、
色を試作し、カラーラインナップを考えるといった工程に着手しています。
ゆとりのある計画で、来シーズン当初には練りに練った製品をお届けしようと目論んで
いる今日この頃です。
ゆとりのある計画で、来シーズン当初には練りに練った製品をお届けしようと目論んで
いる今日この頃です。
次回は11月4日アップします。