バサー8月号が発売されました。
この号には、最近不定期で行われている企画“レンタルボートスターウォーズ”が掲載されて
います。今回が第3回 in 牛久沼ということで、私にも出場の誘いがきておりました。
このようなことから、久々(8年ぶり)に牛久沼を釣ることとなり、最近の当コラムでも
さて、肝心の「レンタルボートスターウォーズ in 牛久沼」でありますが、私は残念ながら
スカ、勇んで終日フリップ&ピッチしたにもかかわらず、何も釣れないでやんの。
「今回私は釣れなかった。しかしこれが“釣り”というものなんだ。
まあ、次回を見ていてくれ。」
まあ、次回を見ていてくれ。」
上は、大昔のバスマスタークラシックでリック・クランがタコった時のコメント。
これを半分怒ったような口調でまくし立てつつステージを降りていく様は、カッコ良かった。
というわけで、今回はこれにあやかり、同様のコメントを皆様には差し上げておくこととします。
さて、送られてきたバサー8月号、自分が釣れなかっただけに見たいとも思わなかった(正確には
見たくなかった)のですが、やはり手にしてしまうとそうもいかず、恐る恐る見ることに…。
「おっ、のっけからオレの写真…。よう釣らなかったカスなオレだが、結構リスペクトして
くれてんじゃん。」
「“牛久沼に歴史あり”だって。なになに?おう、オレの偉業を称えてるな?なかなかに
ういやつじゃ。」
「私の実釣記事には(釣らなかっただけに)見るべきものはないな。しかし恥をかかさないよう
それなりの配慮をもって書かれておる。」
と、なんだか読み進むほどに次第に気分が良くなってまいりました。
「これで“どうじゃ一!!”とばかりに釣ってきたらオーラ全開だったのに…。」と残念に思うと
同時に、こんな私をしっかり取り上げてくださったバサースタッフおよび津留崎力メラマンには
御礼申し上げたく存じます。ホントこの人達、心底バス釣りが好きで雑誌作ってるなって改めて
感じ入りました。
また、今回共に戦った鈴木美津男さん、古い写真を提供してくださり、ありがとうございました。
今回はその意気込みを跳ね返すことができなかった私ですが、一生懸命やりました。
さて、今回の取材に関し、私にはある野望がありました。それは現在開発中の新たなワーム、
“ソルティコアチューブ”をフリップし勝ってしまう、という誠に身勝手な、しかし本人に
とっては美しすぎるシナリオのことであります。
このように妙な欲をかくと、人間ロクなことにはならないようで、結果はご覧のような有り様
ではありました。しかしプラクティスから本番にかけて、このワームをこってり使い込んでみて
改めて新たな価値のあるワームだと認識した次第です。
コトの成り行きから、誌面にも載ったわけだし、ここいらでその詳細をご披露しようかしら、
という話題は来週のお楽しみ、ということで今週は失礼します。
次回は6月29日から。