初披露、新たなスティック系ワーム。
それは今から数日前のこと、私は岩佐君を助手席に乗せ、国道139号線を河口湖にある
会社へと急いでいました。精進湖を出発し、ケイテックまでのさして長くもない道程の
なか、車内の雰囲気はとても弾んでなごやかなものでした。
岩佐;「ピコピコピコピコ。」
林 ;「ピコピコピコピコ。」
岩佐;「ワームピコピコミピコピコ。」
林 ;「あわせてピコピコムピコピコ。」
岩佐;「いや一、ほんと、良かったですね。」
林 ;「です。」
岩佐;「必ず最後に愛は勝ちますね。」
林 ;「ます。」
実はまだお話ししていなかったことですが、私達ケイテックは、昨年の夏頃よりいくつかの
新たなワーム試作品を並行して試してきました。幾度にも渡って試作と仕様変更を繰り返す、
そのような営々としたプロセスは冬を越し、翌年の春にまで差しかかってきたのです。
今回はそのような中のひとつ、スティック系ワームの6次試作品を精進湖に試しに行った
帰りなのでした。昨年来試行錯誤を続け、今回がなんと6作目。
「そろそろ当初の目標レベルに達しないと、青いよな…。」とこの物件の発案者で開発責任者
でもある岩佐君にも"ジワー"と汗ばむような重圧がかかる今日この頃ではありました。
試作や改良を繰り返し、少しずつターゲットににじり寄るような本当の開発プロセス、それは
岩佐君にとって初めての経験であり、彼が一喜一憂するのを私は目を細めて見ていたのでした。
そしてついにこの日、6次試作品が彼をして「目標レベルに達した。」と言わしめるに至ったのです。
もちろん"後見人"たる私も同行し、しっかりとその結果を確認してまいりました。
このようなテストを精進湖で行った私達、ということで上記のような明るい雰囲気が車内に
充満していたという次第。ああ、ようやく話がつながった…。
というわけで、今週はうまくいった6次試作品をひとまずご覧いただきます。