林圭一の取れたて新製品情報 その1
現在、私はスイングインパクトFATに新たな2サイズを追加すべく準備を進めています。これまでこのワームは、2.8"から5.8"まで1インチ刻みで4サイズを発売していましたが、これら従来サイズの中間となる大きさを現在試作、スイムテストしているのです。試作、テストと言っても、デザイン的にはすでに4.8"や3.8"といった従来サイズで完全に確立されており、そうしたデザインをべ一スに大きさを変えたからといって、いきなり泳がなくなるということはありません。むしろ、どんな大きさに拡大、縮小しても上手に泳いでしまう、そのような高い完成度がこのワームにはあるのです。
つまり新規開発物件としては、比較的簡単でリスクの少ない、そのくせ発売の暁には一定以上の効果が期待できる、私にとって誠にオイシイ物件なのであります、たぶん。
さて、それでは具体的にどんなサイズを予定しているか、ご説明いたしましょう。
スイングインパクトFAT 3.3"
従来型2.8"と3.8"の中間サイズ。
適合オフセットワームフックが
2.8"⇒#1
3.8"⇒#2/0であるのに対し
3.3"⇒#1/0といった感じ。
1/16〜3/160zのライトテキサスによるシャローカバー撃ちや#2/0フックのジグヘッドリグ等、標準的なスモールワームの領域をカバーします。また、ジグトレーラーとしても使いやすいサイズです。2.8"ではちと小さく、3.8"ではやや大きい。そんなニーズをお持ちの方には喜ばれるサイズかと思います。たった0.5"の違いですが、実物にして釣りに供すると、想像以上に大きな違いであると誰もが感じることでしょう。
シェイプは3.8"の相似形でスイミングアクションも3.8"のそれに酷似しています。
スイングインパクトFAT 4.3"
従来型3.8"と4.8"の中間サイズ。
適合オフセットワームフックが
3.8"⇒#2/0
4.8"⇒#4/0であるのに対し
4.3"⇒#3/0といった感じ。
テキサスリグやスイムベイトとして4.8"がちょっと大き過ぎるように感じる釣り場、例えば利根川などにはとても良くフィットするサイズです。きっとアラバマリグ用としても標準的なサイズとして好まれるのだろうと思います。これも同じくたった0.5"の違いが、投げたり巻いたりしてみると思った以上に大きく、完全に好みや用途で3.8"や4.8"から独立し、住み分けが成立していると感じています。シェイプは3.8"の形状データと4.8"の形状データを足して2で割った中間シェイプで、スローリトリーブでも極めてレスポンスの良いテールアクションが特徴です。