林圭一の取れたて新製品情報 その2
以前申し上げたことですが、現在ソルティコアスティックの別サイズを開発し、色々試しています。
ソルティコアスティックは、まず5.5"が発売され、その後の続編として4.5"と6.5"程度のものを
発売すべくやっているわけです。
そのようななか、このたび4.5"の完成度が納得いくレベルにまで達したことを謹んでご報告
いたします。着実な水平フォール姿勢とそれに伴うピコピコアクションは5.5"のそれを踏襲、
いっさいの機能を損なうことなく、小型化することができました。
特に4.5"のピコピコアクションは、やや速めのピッチで活発、「うわ一、これは釣れるだろうな。」
と思わせる何かがあります。
こうなった以上、試作型での試作は卒業し、本格的な量産型を製作したくなるものです。
というわけで量産型をこのほど製作いたしました。
製作した以上、その量産型で品物が上手に作れるかどうか、試したくなるものです。
その量産型が機能的に十分なものであるかどうか、あるとしたらどういう使い方をすれば
良い結果に恵まれるのか、そういったことを調べずにはおれないのです。
というわけで量産型から本番さながらでこしらえた試作品がこちら。
とりあえず、試作型から作った品物は十分に機能した。次は量産型から取った品物がまったく
同様に働くかどうかを確かめる、これ以降はこのような段階に入って行きます。
ここにお見せした量産型からこしらえた試作品は3種類。もちろん形は同じなのですが
使っている材料の硬さが微妙に違います。もっと詳しく言うのなら、塩ザクザクの高比重な
芯材は変えずに、それを取り囲む皮材の硬さをそれぞれ少しずつ変えて3種類のサンプルを
製作したのです。今後は量産と同じプロセスから生まれたこれらのサンプルを実釣で試しながら
正式な製品仕様を決めていこうと思います。
このように開発段階において試作品から得た感触を100%量産に投影させ、狙い通りの製品を
世の中に出すために、出来得る限りの準備が行われていくのです。
次回は7月19日アップします。