憧れの大国アメリカ、その光と陰。
皆さんこんにちは。
先週は、NHKが取り上げたバスマスタークラシックをご紹介かたがた、私がアメリカに対して
抱いている夢のようなものについてお話しいたしました。やはり私のようなバス釣りと深く
かかわって30ウン年のような人間は皆、輸入されたアメリカ製の道具からそのキャリアを
スタートさせており、どこまで行ってもアメリカに対する憧れは消えないのです。そうした
“憧れの大国”に30年以上たった今、自分の仕事が逆上陸していくわけですから、それはそれは
私にとって少なからずロマンなのであります。ぜひご理解いただきますように…。
「アメリカはロマン。」そんな話をしているなか、私はちょっと見過ごせないアメリ力国内での
出来事に遭遇しました。「う一ん、これもアメリカという国の紛れもないひとつの側面である…。」
と思いながらもできれば勘弁してもらいたい、といった話題であります。
その話題とは「コピー製品」。"ようやっと"というか、"あいにく"というか、"やっぱり"というか
私のところの製品も結構なコピー(模倣)の洗礼を受けるところとなったのです。
「ヒット作が登場すると皆で寄ってたかって模倣をする。まったくもってよ一やるよ。」
私は幾多の歴代の名作ワームがいとも簡単に模倣されるアメリカ特有のえげつなさに少々呆れ、
それに比べ日本人が持つ高い道徳観に大いなる敬意と優越感を持っていたのです。
「我々日本人は、他社製品を参考にしたりはするけれど、ここまで露骨な模倣はしないんだよ
アメリカンと違って。」
まあ言ってみればここらが主観的で微妙なところではありますが、やはり日本人の端くれとして
私はそう思いたいのです。実際、開発をしたり製造をしたり販売をしたり、メーカー業の現場に
おりますと、この辺の自覚というかプライドのようなものは思いのほか大切なもので、独自性を
担保するために欠かせない感覚と申せましょう。
さて、このような誇り高き仕事をモットーとしている(つもりなんですがね、一応。)ケイテックの
製品がどう模倣されているかといいますと…、
「ついにオレのデザインがコピーされるに至ったか…。」
さて、このような目に会いながら、改めて周りを見渡してみますと、ヤマセンコー(ゲーリー)や
次回は10月18日アップいたします。