マジガニのその後。
現在マジ君は、マジガニ3.5"(仮称)と呼ばれるザリガニ系ワームを懸命に開発中です。
夕方、諸々の仕事を終えると現状の試作品に色々と手を入れてみたり、他社の製品で
これはと思う物を取り寄せて試してみたりしています。
開発は初期段階、また季節的にも冬に向かうという事情もあり、まだ実際の釣り場で
使っているわけではありませんが、色々とスイムテストに余念がないようです。
ちなみにケイテックには、多くの有名一流ルアーメーカーのような立派なテスト用の
プールはありません。よってマジ君は、もっぱら自宅の浴槽に様々なサンプルを
持ち込んで試すのだそうな。サンプルによっては、特にアメリ力製ワームの場合、
油ギトギトで浴槽に投入するやいなや湯船の水面が虹色に染まるそうで、これを
笑って話し、平気で漬かっているマジ君もなかなかにプロフェッショナルであります。
マジ妻;「残り湯は洗濯に使うんだから。シャツがワーム臭くなっちゃう。」
というわけで、関係各位のご協力のもとマジ君にもますます力が入る今日このごろ
今回は日本のみならずアメリカでも可愛がってもらえるザリガニ系ワームを開発しよう
との思いから何やら色々とアメリカでの情報を集めているようで。
マジ;「林サン、こういう言い方は生意気かもしれませんが、さすがアメリカのユーザーは
ワームを良く知ってるな、というか、やはり自分達の目でそれぞれのワームを
"釣れるエサ"かどうか見極めているんだと思うんです。」
林 ;「そう思う理由を100字以内で答えよ。」
マジ;「それは、良くできているワームは、ちゃんと売れ筋に上りとても息が長い。
反面、これはどうかな、と思うような製品は比較的短命で淘汰される。
名前もあるのでしょうが、より製品の実質的な部分を見ているような気がします。」
林 ;「大変興味深い分析です。」
マジ;「たとえばヤマセンコーやブラッシュホッグなどは、アメリカでも定番化されて久しい
ですが、長い時間が経過したからといって売れ行きが鈍るという気配はありません。」
林 ;「確かに。あやかりたいものです。」
マジ;「また…、」
林 ;「まだ語りますか。」
マジ;「はい、ここまで来た以上。」
林 ;「……。」
マジ;「また、新しい製品でもこれは良く出来ているな、と思えるものはきっちりと売れ筋の
座を確保しています。その一例としてご紹介したいのがこのビッフルバグです。」
マジ;「ええ。こいつのフォールアクション、すごく良いですよ。さすがトミービッフルの作
林 ;「つまり、こんなヘンテコでも良い物はキチッと評価されると。」
マジ;「はい。」
マジ;「はい。」
林 ;「で、マジガニもそうなると。」
マジ;「はい。そのつもりでやってます。」
林 ;「おう、上等だ。絶対にやってもらうからな。」
マジ;「………。」
さあ、今後の展開はいかがなものに?マジ君本人にすら分からない続報を待て。
次回は11月22日アップいたします。