マジガニの話題をさらに深めてまいります。その4
マジガニ3.6"の特徴を具体的かつ詳細な情報でご紹介する「深めてまいります。」シリーズ。
先週お届けした3回目はいかがでしたでしょうか。
今週はややその調子を変え、霞ケ浦と琵琶湖におけるこれまでのマジガニ3.6"テスト状況に関してご報告いたします。
マジガニ3.6"はデザイン完成後試作品を製作、それをスイムテストしたり実釣で使い込むといったプロセスを経て、ここまで至っています。その過程においては、幾度かのデザイン変更もあり、細部に渡って配慮の行き届いた製品になっています。
霞ケ浦における試釣
・比較的多くのバイトが得られる。要は事実として釣れると思う。
・バイトはほとんどが着水後最初のフォール、および最初の着底(イニシャルフォ一ル)で起こる。
・よってイニシャルフォール後は、時間をかけずすぐにピックアップし、その分キャスト数を
増やした方がより多くのバイトを得ることができる。
・上記の事実により、フォール中に起こるウデバタバタアクション(ウデバタ)は非常に効果的
だと思われる。
・バイトはなぜか無音で(コンッとかクンッとかをロッドティップに感じないという意味)、
スーとラインが横移動するといったものが多い。きっとこれは、やや離れたところにいる
バスがウデバタに誘われて、スーッと近づいてきてそのままワームを吸い込み、惰性で移動
するからに違いないと思うのですが、単なる妄想でしょうか、これって。
・使用するシンカーは5〜9gが多い。私は個人的にもっと軽いシンカーでフワーッと落とすのが
好きな人なのですか、ことマジガニに関しては、比較的速く"バタバタバタトン!!"とやっても
十分釣れるように感じます。
・このことはキャスト精度を上げ、風のある中で感じを出して釣り続けることにも好都合です。
・こうしてひたすら撃ち続け、アシに対してきびしくワームを当てて行ってもワームのフック
に対するズレは、ほとんど起こりません。
・このことは、ワームの手直しや思いがけずアシを釣ってしまうといったアクシデントを
減らし、よりキャストへの集中を持続させるのに大いに役立ちます。
・フックは、がまかつ316の#1/0(オフセット)、あるいはデコイ144の#2/0(ストレート)を
愛用。特にデコイ144は、マジガニの硬い材料とあいまって抜群のホールドカ。やはりカバーを