マジガエルの七変化。 その4
脚をボディに固定させ、ボディの長さを5mm程短くする。こうした改良を施し、機能的に向上したマジガエル3次試作品(3次マジガエル)。
この先はもはや実釣にて試し判断するしかない、と感じた私はマジ君を伴い琵琶湖(南湖)へと赴いたのでした。
時期はもう10月下旬から11月上旬にさしかかり、バズフロッグにはちょっと遅いかなといった頃合いでしたが、とにかくコイツが実際に魚を釣るに十分な力を持っているかどうか知りたくて琵琶湖(南湖)へと行ったのです。
さて、私達が実際に釣りをしたのは2日間。それも早朝のまだ風がなく、水面が穏やかな時間帯に全精力を集中させての釣りとなりました。やはり風が吹き、水面が波立つ状況下にこの手の水面系ルアーはどうしても弱く、比較的恵まれた条件下できちんと試さないと釣れる釣れないといった本来の評価を正しく下すことはできないと考えたからです。
琵琶湖において私達は、とにかく静かで波気のない水面と豊かで変化に富んだウィードマットの組み合わせを探しました。実際釣りをしたのは、矢橋人工島水路や瀬田川といった比較的風の影響を受けにくいエリアです。
ウィードの変化を狙い静かにキャスト。着水と同時にステディリトリーブを開始し、ゆっくりとしかし確かに3次マジガエルを機能させる。静かな水面に3次マジガエルが描き出す引き波…。ああ…、もう今にもバスがもんどり打って水面炸裂させそうでさせそうで、たまりませんな一、というくらい3次マジガエルはイイ感じ。スローにステディにトローツと引いても着実に動く脚、そしてその脚によって紡ぎ出される細かな引き波群…。よ一出来とります、本当に。