ラバージグのスカートをマイナーチェンジします。
過日ラバージグ用トレーラー(仮称プラスチックチャンク)を現在開発中であることをVol.371にて
ご紹介いたしました。実は、これに合わせラバージグ用のスカートの細かなスペックを再検討し、
よりチャンクにマッチしたものにしようと現在試作、調整を試みております。対象となるのは
モデル#1と呼んでいるカバー用ガード付きジグ。1996年にケイテックを設立、その直後にリリース
したのがこのジグで、発売以来まもなく20年の歳月が経過しようという最古参アイテムです。
モデル#1に関して言えば、何らかのマイナーチェンジを施すのは今回に限ったことではなく、
過去に複数回仕様変更をしています。具体的に申しますと、
1,ヘッドの素材を鉛から樹脂タングステンに変更。これを機にヘッドの成型プロセスの内製化
にも取り組み、樹脂タングステンの成型ノウハウをケイテックとして身に付けた。
2,ブラシガードのファイバー数を20本から22本に変更した。
3,スカートに用いるシリコンの硬さを1割程度硬いものに変更した。
といった内容で、地味ながらその時々の時流に合わせるべくやってきたと言えるでしょう。
さてそれでは今回はと申しますと、スカートの微調整。シリコン素材の硬さは変えませんが、
太さとカラーを微妙に変え、今現在の私をして「最高」と思えるものへと微調整しようと
考えています。
1,太さの変更
従来品ではスカートの太さは0.5mmX0.5mmだったが、今回これを0.6mmX0.5mmと若干
太くする変更を加える。これによりスカートそのものの強度が上がるだけではなく、
水中でより活発にフレアーするようになる。
水中でより活発にフレアーするようになる。
2,色の変更ーラメ量の変更
太さの変更によりスカート強度が上がったので、その分より多い量のラメをシリコンに
練り込むことが可能になった。つまりキラキラよく光るフラッシーなスカートの製造が
可能となった。
3,色の変更ー色合いの微調整
現在開発中のプラスチックチャンクとの完璧な一体感を目指し、ブラック以外のカラーを
すべて見直し、顔料レシピを再調整。
このようにして出来上がったスカートの試作品はなかなかの仕上がり。今週はこれら試作品に
よるカラーラインナップをご覧ください。