林少年の自由研究
つい最近、身の回りの整理をしていたら、古いノートが出てきました。
表紙には、「自由研究 2年6組 林 圭一」の表記。
そう、私が中学2年生の時にやった自由研究をまとめた
ものです。
テーマは、「魚は何色を好むか」。
今回は、これをご覧にいれましょう。
いかがでしたか?
私の記憶では、当時この実験を3日間くらい繰り返し、データを取ろうと考えていました。
現に2日目の朝、再び観察を開始したことを覚えています。
しかしその時、林少年にもたらされたのは、大きな失望でした。
魚達はすっかり毛鉤に慣れて、ほとんど口を使わなくなっていたのです。
今で言う"スレる"ってやつですね。
初日と比べ、その豹変ぶりは少年の目にも明らかでした。
「飽きちゃったのかな一?」
プレッシャーをかけると魚はスレてタフになる。
この事実に生まれて初めて遭遇した瞬間でした。
それから月日が経つこと35年。
私はルアーメーカーとしてワームやジグヘッドを作っています。
それだけ年もとり、経験も積んだわけですから、やってることの
スケールは多少なりとも大きくなりました。
物事を追求する度合いも深くなっていると思います。
しかし、性根というか、根本的な考え方は何も変わっていない。
どこまで行っても「魚が好き。魚を知りたい。」に尽きるのです。
余談になりますが、私は物心ついた時から“魚好き”な子供でした。なぜ?と聞かれても答えようが
ありません。気がついたら好きだったのです。小学生のころ、母親と魚屋に行った際、
「このサバ、イイ顔してる。」なんてことを言う子だったそうです。
こうした“先天的”なものを柱に、ここまで打ち込んで来れたことは本当に幸せなことです。
そして今後、更に質の高い取り組みにするための努力を惜しむつもりはありません。
昔を懐かしむだけでなく、過去の経験から新しいものを作り出す。
そういったことへの憧れも今に始まったことではありません。
幼い、でも懸命な昔のレポートを見て、気持ちも新たにしているところです。
次回11月28日アップ。 お楽しみに。
ありません。気がついたら好きだったのです。小学生のころ、母親と魚屋に行った際、
「このサバ、イイ顔してる。」なんてことを言う子だったそうです。
こうした“先天的”なものを柱に、ここまで打ち込んで来れたことは本当に幸せなことです。
そして今後、更に質の高い取り組みにするための努力を惜しむつもりはありません。
昔を懐かしむだけでなく、過去の経験から新しいものを作り出す。
そういったことへの憧れも今に始まったことではありません。
幼い、でも懸命な昔のレポートを見て、気持ちも新たにしているところです。
次回11月28日アップ。 お楽しみに。