早春の琵琶湖、スイングファットのプチ爆発 (前編)
3月20〜22日の3日間、今期初の琵琶湖釣行しました。
今回、そして次回の2回にわたり、その模様とそこで得た新たな釣りの
感覚についてご紹介いたします。
さて、まずは最初から時間を追って、事の推移を申し上げるところから話を起こしていくことにいたします。
【3月20日】
【3月20日】
初日はまず南湖を広くまわり、総じての雰囲気を見ることに。
当日は北西風がかなり強くよって風裏になりそうな西岸を南下しつつ、
マキラバ11g+スイングファット4.8"で早めに探っていきます。
当日は北西風がかなり強くよって風裏になりそうな西岸を南下しつつ、
マキラバ11g+スイングファット4.8"で早めに探っていきます。
各所にできている船団の位置を参考にしながら、巻いていると以下のような傾向があることに
気づきました。
[a]比較的沖にできた船団は、スピニング+ジグヘッドをメインに小さい雄バスをポロツ、
ポロッと釣っている。
[b]それよりやや岸寄りには、マキラバ系ないしはスピナーベイトを延々巻き続ける人達
がいる。彼らは明らかにプリスポーンのデカバス狙いで、とにかく広範囲を巻き続け
1日に何度も起こらないであろう"ガツン"とした強烈な出会いに懸けている。
私とマジ君も[b]に触発されてひたすら巻き続けるのですが、いや何、その釣れないこと。
心の中には、「これでイイのか一??」という素朴な気持ちと、「やり切ってナンボですわ一。
やり切らんと出るものも出えへん。」という杉戸船長の言葉が交錯します。
気づきました。
[a]比較的沖にできた船団は、スピニング+ジグヘッドをメインに小さい雄バスをポロツ、
ポロッと釣っている。
[b]それよりやや岸寄りには、マキラバ系ないしはスピナーベイトを延々巻き続ける人達
がいる。彼らは明らかにプリスポーンのデカバス狙いで、とにかく広範囲を巻き続け
1日に何度も起こらないであろう"ガツン"とした強烈な出会いに懸けている。
私とマジ君も[b]に触発されてひたすら巻き続けるのですが、いや何、その釣れないこと。
心の中には、「これでイイのか一??」という素朴な気持ちと、「やり切ってナンボですわ一。
やり切らんと出るものも出えへん。」という杉戸船長の言葉が交錯します。
そうこうするうちに夕方近く、ようやくマジ君に本日の1匹目が。
聞けば、
「巻きながらウィードに触り、
そこからルアーがフッと抜けた直後に食いました。」
とのこと。
このイメージに習ってその後私にも1匹。
この日の釣りから得たイメージは
・数は望めないが、マキラバ系の釣りでデカいプリスポーンバスが釣れること。
・マキラバ系とは言っても関西風の中層速巻きではなく、スローにウィードにコンタクトさせ、それをフッとはずすと言った"関東味"を加味しないと私達には釣れないこと。
・北寄りの風をブロックするエリアでトロロの少ない3m以浅の良質ウィードにデカバスが差していそうなこと。
・数は望めないが、マキラバ系の釣りでデカいプリスポーンバスが釣れること。
・マキラバ系とは言っても関西風の中層速巻きではなく、スローにウィードにコンタクトさせ、それをフッとはずすと言った"関東味"を加味しないと私達には釣れないこと。
・北寄りの風をブロックするエリアでトロロの少ない3m以浅の良質ウィードにデカバスが差していそうなこと。
と言ったものでした。いや一、巻いた巻いた、釣れね一釣れね一、でもヒントは掴んだ。
【3月21日】
2日目は前日のイメージを生かし、釣れた場所でじっくり関東風の"巻き"を試すことに。
もうこうなってくると、風で船を流しながらシャカシャカ巻き続けても
私達には何の感触も得られないのです。
船をステイさせ、ウィードと"語り合う"ことから始めなくては。
林 ;「(魚が)差すとすればこの辺だよな一。」
マジ;「林サン、あっちに投げるとウィード硬くてイイですよ。」
林 ;「朝飯食うから操船代わって。」
マジ;「こうして待ってれば魚差して来るんですかねえ?」
林 ;「知らん。ジュース飲む?パン食う?」
てな感じでウィードと語らうこと3時間余り。ついにその時が来たのです。
「 ヒュン!! (マキラバ投げるの音) 」
↓
「 ピューボチャ (マキラバ着水するの音) 」
↓
「 クーリクーリ (ゆっくりリール巻くの音) 」
↓
「 クッ、ブリッ (マキラバウィードに当たるの音) 」
↓
「 フッ (マキラバウィードを抜けるの音) 」
↓
「 ゴッ!! (デカバス、マキラバ吸い込むの音) 」
何と、ものの30〜40分の間に5バイト、4フィッシュ。そしてそのすべてが50オーバー!!
林・マジ同時に;「ウワーッ、(スイッチが)入った一。(魚が)差した一!!」
マジ;「林サン、あっちに投げるとウィード硬くてイイですよ。」
林 ;「朝飯食うから操船代わって。」
マジ;「こうして待ってれば魚差して来るんですかねえ?」
林 ;「知らん。ジュース飲む?パン食う?」
てな感じでウィードと語らうこと3時間余り。ついにその時が来たのです。
「 ヒュン!! (マキラバ投げるの音) 」
↓
「 ピューボチャ (マキラバ着水するの音) 」
↓
「 クーリクーリ (ゆっくりリール巻くの音) 」
↓
「 クッ、ブリッ (マキラバウィードに当たるの音) 」
↓
「 フッ (マキラバウィードを抜けるの音) 」
↓
「 ゴッ!! (デカバス、マキラバ吸い込むの音) 」
何と、ものの30〜40分の間に5バイト、4フィッシュ。そしてそのすべてが50オーバー!!
林・マジ同時に;「ウワーッ、(スイッチが)入った一。(魚が)差した一!!」
そして再び静寂の時…
林 ;「ところでアンタ、最後の1匹テキサスリグで釣っとったね。」
マジ;「はい、5.8"のスイングファットを7gで。それに"ざびえる君"も付けました。」
林 ;「ほほ一っ。」
マジ;「こうした関東味の展開にマキラバ使うと、
頻繁にウィードが絡んできちゃいますよね。」
林 ;「ますよね。」
マジ;「それがテキサスリグだとウィードを滑らかに抜けるのかなと…。」
林 ;「確かに。」
マジ;「それに"ざびえる君"付けると、よりウィードに刺さりにくくなって大変良いかと。」
林 ;「つまりスカートの抵抗でウィードへの当たりがマイルドになると…。」
マジ;「そうです。だからウィードを絡め取らず、うまく抜けてくるんです。」
林 ;「……(かしこい)。」
こうして3日目のテーマは決まりました。題して【ザビテキの関東巻き】。
これが火を吹く3日目、そしてその釣り感覚の概要は来週のお楽しみ、ということで。
本日、ご覧いただいたVol.52の原稿書いてたら、嬉しい便りがひとつ。ご存じ琵琶湖の
人気ガイド佐藤信治さん(通称サトシン)から「スイングファット釣れます。」とのメールです。
何とお客さんがスイングファット4.8"をスコーンで巻き倒し、サトシンに釣り勝ったそうな。
お客に花を持たすとは、さすがプロガイドの鏡!!それではサトシンレポートをご覧ください。
3月14日(土)サトシン塾は、朝から強風に見舞われ、南湖西岸しか釣りができない状況。
プリスポーニングの前段階と目されるこの時期、狙いは活発に捕食行動を取るフィーディングバスとなります。比較的浅い、しかも地形変化のあるエリアにこういった魚は上がってきます。
当日は、そういった場所数箇所をローテーション。時間帯を変え、幾度も入りなおして行きます。
ルアーはジャークベイトとスコーンリグ。
こうした展開が功を奏し、61cm(4150g)を筆頭に57cm,40オーバー2本、そして38cmという釣果に
恵まれました。
特筆すべきは、デカいの4本がすべてスコーンリグのストレートリトリーブで釣れたこと。
具体的にはハイパーフットボールラバージグ3/8ozにスイングファット4.8"のコンボです。
スコーンリグに付けるシャッドテールワームには、各社から色々出ていますが、スイングファット
の強い横振りテールアクションはこのワームのみの特徴です。今後は自分のレパートリーにも
加えていこうと思います。
この日は強風による濁りのせいか、スイングファット4.8"への反応が明らかに良いようでした。
今の時期は水温も低く、食い方もまだまだスロー。よって4.8"程度の大きさが合っているのかな。
でももう少しシーズンが進み、本格的なプリスポーンに入れば食い方も速く、そして強くなって
くるでしょう。こうした時期にはその上の5.8"も楽しみなアイテムです。
皆さんには、お客さんが獲った61cmをご覧にいれましょう。こんなバス、釣りたかったらぜひ当塾をご利用ください。必ずやスイングファットのウマイ使い方、お教えできると思います。
(ガイドのご予約は→サトシン塾)
次回は4月3日アップ予定です。お楽しみに!