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林 圭一のFLIP MY MESSAGE Vol.123

5.5XFシリコンリングへのハリの刺し方に関する考察。

ネコリグ用ワームとして開発してまいりましたセクシーインパクト・フィネス5.5”(5.5XF)。その大きな特徴は、ネコリグでの使用時にワームがハリから相当もげにくくなるシリコンリング(通称もげへんリング)であります。これは前回(Vol.122)で申し上げたとおり。
今回はお約束通り、このリングにハリをどう刺したらウマイか、私なりの方法をお知らせいたします。現状刺し方は3種類。用途、そして好みに応じて使い分けると良いでしょう。

[a]縦・フィネス刺し
もげへんリングとワーム本体の間に縦方向にハリを通す方法。ハリをリングやワームに刺すことはしない。ピッチングや通常のキャストを用い、ズル引きやシェイクをする比較的繊細な使い方であれば、この刺し方で十分もげへん、ズレへん。この刺し方は、ご紹介する3種類の中でいちばん弱々しい刺し方なのですが、だからこそフッキング時にワームがハリの中でズレやすく、フッキングの妨げにならない方法です。
リングとワーム本体の間にハリ先を入れ、ワームに対して縦方向(頭→テール方向)に通し出す。
 
 

[b]縦・ストロング刺し
まず、もげへんリングにハリを刺した後、リングとワームの間をすくようにハリ先を通しながら抜く。この方法は、ハリとリングの関係が固定されるため、[a]よりも多少強い方法です。よって、スピニングタックルで“ビュッ”と強くキャストしたり、ウィードにひっかけ、それを切るというような、やや強めの演出をする時に向いています。縦刺しが好きで、[a]の刺し方に不足を感じる方にお勧めしたい方法です。
リングにハリを刺し入れ、リングとワーム本体の間を縦方向(頭→テール方向)に通し出す。
 
 

[c]横・ストロング刺し
ワームに対して横方向にハリを刺す方法。刺し入れる時も刺し抜く時もリングにハリ先を刺し通す。当然ハリはワームにも貫通するが、もげへんリングがしっかりとハリをホールドするため、中のワームはほとんど切れない。最も強い刺し方であると同時に唯一の横刺し方法。  
リングのワームの横っ腹の位置からハリを刺し入れ、反対側の横っ腹から抜き出す。
 

 
以上が刺し方の詳細です。まだ発売もしてないのに、こういった話題は時期尚早なのかな?とも思いましたが、ここのところの話の流れ上、ご紹介いたしました。とても実用的に仕上がった「もげへんリング」付き5.5XF、発売は来年早春の予定です。それまでの間、私自身もう少し釣り込み、万全の態勢でお届けしようと考えています。
   次回は9月17日アップします。

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