マジガエルの七変化。その1
「ぬぬぬ一っ、お主、謀ったな一!!」
理想のバズフロッグを目指し、開発がスタートした通称マジガエル。
そのたたき台ともなる1次試作品をマジ君が作りました。
冒頭の言葉は、その試作品を見た際の私のひと言です。
林 ;「ぬぬぬ一っ、お主、謀ったな一!!」
マジ;「謀ったとは、まるで何か悪事でも働いたかのような…。」
林 ;「いや、すまん。褒めたんですよ、それもかなり感心しつつ。」
マジ;「ああ、それなら安心しました。自分でも良い出来かなって思ってたんですよ。」
林 ;「しかし、このパーツを流用するとは、よく思いつきましたね。」
マジ;「林さんの腹案を盛り込んだ場合、これが最善かな、と。」
林 ;「腹案ってスローで水を噛み、脚の起動が早くってやつですよね?」
マジ;「やつです。」
林 ;「それでクレイジーフラッパーの腕をマジガエルの脚にしたですね。」
マジ;「したです。」
林 ;「これならスローで水を噛み、脚が滑らかに起動するですね。」
マジ;「するです。」
林 ;「ほいでもってスローに地味めに、そして均質に水面を波立たすわけですね。」
マジ;「わけです。」
というわけで、今週はマジガエルの1次試作品をご覧いただきます。
その勇姿は、バズフロッグにことさら深いウンチクを持たない私やマジ君をも奮い立たせるに
十分な完成度。いよいよ実釣テストと幾度にもわたるデザイン変更のプロセスへと突入して
いきます。目指すべきバズフロッグ、その理想形は未だ結論を見るには至っておりませんが、
来週以降その長い道程を順次ご紹介させていただきます。